プラグインハイブリッドを採用した日産の電動ピックアップトラック「フロンティアプロ」が登場【上海モーターショー2025】
2025.04.24 自動車ニュース 拡大 |
日産自動車と同社の中国合弁会社である鄭州日産（ZNA）は2025年4月23日、中国で開幕した上海モーターショー（会期：5月2日まで）において、日産初となるプラグインハイブリッドのピックアップトラック「Frontier Pro（フロンティアプロ）」を世界初公開した。
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日産初の電動ピックアップトラックとなるフロンティアプロは、中国市場において2025年後半の導入を予定。同モデルは日産が2027年夏までに中国で発売を予定している9車種の新エネルギー車（NEV）のうち、セダンタイプの新型EV「N7」に次いで2番目の車種となる。
デザインは日産の上海デザインチームが担当。「Rugged tech（たくましくかつ先進的）」をコンセプトに、モダンな外観と広々として洗練された室内空間の両立がうたわれる。フロントグリル上部に並ぶLEDランプは、1980年代のD21型「ダットサントラック」で特徴的だったボンネット先端の3連エアインテークへのオマージュで、フロンティアらしさを先進的に表現したという。全モデルに18インチのアルミホイールと265/65R18タイヤを標準で装備している。
ボディーサイズは全長×全幅×全高＝5520×1960×1950mm、ホイールベースは3300mm。カーゴベッドスペースは長さが1520mm、幅が1600mm、高さが490mmとなる。
内装では標準装備のパノラマルーフや10インチのLCDインストゥルメントパネル、14.6インチのインフォテインメントスクリーンなど、充実した快適装備の採用が特徴とされる。フロントシートにはヒーター／ベンチレーション／マッサージ機能が備わる。プラグインハイブリッドバッテリーを活用したV2Lポートを使用することで、家電機器などを最大6kWで充電することができるという。
パワートレインは1.5リッター直4ターボチャージャーに、高出力電動モーター搭載のトランスミッションを組み合わせるプラグインハイブリッドで、システム全体で408PS以上の最高出力と、800N・mの最大トルクを発生する。中国市場向けには、135kmのEV走行達成を目指している。
高いオフロード性能を実現するために、5リンクリアサスペンションと前後輪のトルク配分を自動で制御する「Intelligent All-Wheel Drive」の採用に加え、電動メカニカルリアデフロックを搭載。ドライバーは走行シーンや好みに合わせて「ハイブリッド」「ピュアエレクトリック」「パフォーマンス」「スノー」の4種類からドライブモードを選択できる。
日産およびZNAは、中国で生産されるフロンティアプロの輸出も予定している。
（webCG）
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