【F1 2025】第14戦ハンガリーGPでノリスが逆転優勝、マクラーレンは今季7回目の1-2フィニッシュ
2025.08.04 自動車ニュースF1世界選手権第14戦ハンガリーGP決勝が、2025年8月3日、ハンガロリンク・サーキット(4.381km)を70周して行われた。
サマーブレイク前の最後のレースは、タイトルを争うマクラーレン・メルセデスの2台が作戦を異にしながら真っ向勝負を展開。よりコンベンショナルな2ストッパーのオスカー・ピアストリに対し、スタートで失敗し出遅れたランド・ノリスは1ストップで挽回を図った。
残り数周、パパイヤオレンジの2台は1秒以内の接近戦となるも、ノリスが首位を守り切り見事逆転優勝。今シーズン5勝目、通算9勝目を飾った。マクラーレンにとってはチーム通算200勝目となる。
2位は2ストッパーだったオスカー・ピアストリで、マクラーレンは4戦連続、今季7回目の1-2フィニッシュを達成。コンストラクターズチャンピオンシップを独走したまま夏休みに突入した。
3位はメルセデスのジョージ・ラッセルで、4番グリッドから今年6回目の表彰台を獲得した。
フェラーリのシャルル・ルクレールは4位でゴールした。予選では本人も驚く最速タイムで今シーズン初、通算27回目のポールポジションを決め、レースでも序盤からリードを保ち続けたものの、ノリスに首位を奪われるとペースを維持できず、ピアストリ、ラッセルと次々と抜かれて惨敗した。
アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは5位。今季最高の予選5位から孤独な1ストップレースを走り切り、今年のベストリザルトを勝ち取った。
キック・ザウバー・フェラーリの新人ガブリエル・ボルトレートは自己ベストとなる6位でフィニッシュし、2戦連続、3回目の入賞。アストンマーティンのランス・ストロールは7位、レーシングブルズ・ホンダRBPTのリアム・ローソンは8位でポイントを手にした。
レッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンは9位。何をやってもマシンバランスが合わせられないなかで予選では今季最低の8位。さらにレースでは1ストップ勢に前を取られて1つポジションを下げ、レッドブルでの200戦目の節目は苦い思い出となった。
10位はメルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリで、第10戦カナダGPで3位表彰台を味わって以来の得点となった。
以下、11位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、12位ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、13位ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、14位カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・メルセデス)、15位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、16位エステバン・オコン(ハース・フェラーリ)、17位角田裕毅(レッドブル)、18位フランコ・コラピント(アルピーヌ・ルノー)、19位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップは、1位ピアストリ284点、2位ノリス275点で、16点あった2人のギャップは9点に縮まった。以下、3位フェルスタッペン187点、4位ラッセル172点、5位ルクレール151点と続いている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位マクラーレン559点、2位フェラーリ260点、3位メルセデス236点、4位レッドブル194点、5位ウィリアムズ70点といった上位の顔ぶれとなる。
夏休みを挟んでの第15戦オランダGP決勝は、8月31日に行われる。
(文=bg)
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