ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツ

2025.10.10 自動車ニュース webCG 編集部
【webCG】もっと高く買い取ってもらえるかも? おすすめのバイク一括査定サイト5選
ホンダCB1000F
ホンダCB1000F拡大

本田技研工業は2025年10月10日、新型モーターサイクル「CB1000F」を同年11月14日に、「CB1000F SE」を2026年1月16日にそれぞれ発売すると発表した。

 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大
 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大
 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大
 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大
 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大
 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大
CB1000F SE
CB1000F SE拡大
 
ホンダが「CB1000F」「CB1000F SE」を発表 リッタークラスの大型ロードスポーツの画像拡大

ホンダ「CB」シリーズの新たなフラッグシップ

ホンダCB1000F/CB1000F SEは、リッタークラスの4気筒エンジンを搭載した大型のロードスポーツモデルである。市街地からツーリングまで、さまざまなシーンで軽快かつ安心感のある運動性能を追求するとともに、そのスタイリングでホンダCBシリーズの持つ歴史と先進性、力強さを表現しているという。ラインナップは2種類で、CB1000F SEにはヘッドライトカウルや専用のカラーステッチシートなどが装備される。

主な特徴は以下のとおり。

【パワーユニット】
排気量999ccの水冷4ストローク直列4気筒DOHCエンジン「SC94E」を採用。スーパースポーツモデルのエンジンをベースに、市街地で扱いやすいトルクフルな特性と、高速巡行時の落ち着いたライドフィールを付与することで、幅広いシーンで力強く軽快に走れる動力性能を目指したという。バルブタイミングおよびリフト量を最適化した新設計カムシャフトを採用し、低回転から高回転まで、谷のないスムーズな出力特性を追求。左右2気筒ごとに異なるバルブタイミングと新設計のエアファンネルにより、低中回転域でトルクフルなセッティングにするとともに、鼓動感のある重厚な排気音を実現している。

トランスミッションは6段で、1、2速をローレシオ化することで駆動力を高めるとともに、低速時の取り回しのしやすさに配慮。同時に、高速巡航時のエンジン回転数を抑えるなど、気負わず扱いやすいバイクとなるよう変速比を調整している。

【車体】
「CB750F」(1979年)の伸びやかでスムーズなデザインをモチーフとしつつ、大排気量直列4気筒エンジンの持つ力強さを、幅方向の抑揚として表現。フレームはより幅広いシーンで快適に使えることを想定し、シートレールを専用設計とすることで、タンデムライディング時の居住性や積載性を高めている。

サスペンションは、フロントに倒立式の「ショーワSFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)」を採用。伸び側/圧縮側の減衰力とプリロードの調整機構を備えることで、ライダーの好みやシチュエーションに合わせた設定を可能としている。いっぽうリアには、分離加圧式シングルチューブタイプのショックユニットと専用のリンクレシオを採用。素直なハンドリングと軽快な走り、乗り心地のよさを追求している。

ブレーキは、フロントがφ310mmのフローティングダブルディスクと、ニッシン製対向4ポットラジアルマウントキャリパーの、リアがφ240mmシングルディスクとニッシン製1ポットキャリパーの組み合わせ。車両制御には6軸IMUを採用することで、より正確なピッチ、ロール、ヨーの車体姿勢検知を可能とし、スロットル・バイ・ワイヤシステムやコーナリングABSなどの制御の精度向上を図っている。

【その他の装備】
豊富な情報を見やすく表示する5インチフルカラーTFT液晶メーターや、車両とスマートフォンを連携させることで、音楽再生やナビゲーションなどのアプリの操作を可能とする「Honda RoadSync」を標準で採用。また、市街地からワインディングロードまで、走行シーンや路面状況に合わせて出力特性を選択できるライディングモードを搭載している。「Honda SMART Keyシステム」も採用しており、スマートキーを携帯していれば、キーを取り出さないでもメインスイッチノブの解施錠が可能となっている。

これらに加え、CB1000F SEにはヘッドライトカウルやラジエーターグリル、グリップヒーター、クイックシフター、専用カラーステッチシートが標準で装備される。

カラーリングは、1980年代に北米のレースシーンで活躍したCB750Fのカラーリングと、初代CB750Fのストライプをモチーフとしたもので、CB1000Fには「ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)」「ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)」「グラファイトブラック」の3種類を設定。「CB1000F SE」は、ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)の1種類を設定している。

価格は以下のとおり。

  • CB1000F:139万7000円
  • CB1000F SE:159万5000円

【主要諸元】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=2135×835×1125<1170>mm
ホイールベース:1455mm
シート高:795mm
重量:214<217>kg
エンジン:999cc 水冷4ストローク直列4気筒DOHC 4バルブ(1気筒あたり)
最高出力:124PS(91kW)/9000rpm
最大トルク:103N・m(10.5kgf・m)/8000rpm
トランスミッション:6段MT
タイヤサイズ:(前)120/70ZR17M/C/(後ろ)180/55ZR17M/C
燃費:17.9km/リッター(WMTCモード、クラス3-2)
※<>内はCB1000F SEの数値。

(webCG)

関連キーワード:
バイク, 自動車ニュース