ポルシェ初の4シーターGT「パナメーラ」、量産態勢に
2007.04.17 自動車ニュースポルシェ初の4シーターGT「パナメーラ」、量産態勢に
独ポルシェAGは2007年4月16日、本国ライプツィヒにある工場拡張のために上棟式を行ったと発表した。
■年間2万台のパナメーラを生産
ポルシェのライプツィヒ工場は2002年8月から稼動。これまでにSUVの「カイエン」を15万台以上、スーパースポーツの「カレラGT」を1270台送り出した。
今回の拡張工事は、2009年に市場に導入予定の、4シーターGT「パナメーラ」を生産するため。同社では、このニューモデルを年間2万台生産する予定だという。
新設される生産施設の面積は、2万5000平方メートル。すぐ隣には2万3500平方メートルの物流センターも併設される。
現在ライプツィヒ工場では、カイエンが継続生産されている。そのうえ、既存のアッセンブリーホールは拡張され、試作解析センターや実習生を研修するワークショップも設置される。
建物と生産設備を合わせた合計投資額は、1億5千万ユーロ(約240億円)にのぼるという。
■ボディは、フォルクスワーゲンの工場で
リリースによると、パナメーラのエンジンはシュトゥットガルト郊外、ツッフェンハウゼンにあるポルシェの本社工場で生産される。塗装済みボディは「フォルクスワーゲン」のハノーバー工場から供給され、その後ライプツィヒ工場で車両の組み立てが行われる。
パナメーラのポルシェ内製率は、15%とのことだ。
上棟式に出席した、ドイツの運輸大臣ヴォルフガング・ティーフェンゼー氏は、このように語った。
「ポルシェは燃料消費量のさらなる低減を目標に掲げて」おり、「ライプツィヒで生産されるカイエンとパナメーラに関して、ハイブリッドシステムの開発が進められている」
また、ポルシェAGの生産物流担当副社長ミヒャエル・マハトは、「2009年より、ライプツィヒでは(カイエンとパナメーラを合わせて)年間5万台以上のプレミアムカーの生産が可能になる」と述べた。
そのパナメーラ、2008年中には最初のプロトタイプの組み立てが予定されている。
(webCG 関)
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