JGTC、大逆転でスープラV!
2003.05.26 自動車ニュースJGTC、大逆転でスープラV!
全日本GT選手権(JGTC)第3戦決勝が、2003年5月25日、宮城県のスポーツランドSUGO(3.704km)を81周して行われた。最終ラップの最終コーナーで起きた大逆転劇で、エッソウルトラフロースープラ(脇阪寿一/飯田章組)が今シーズン2勝目をあげた。
GT300クラスは、RECKLESS MR-S(佐々木孝太/後藤聡組)が優勝。トヨタがG500、300両クラスを制した。
終盤にかけて激しいバトルを繰り広げたエッソウルトラフロースープラとWOODONEトムススープラ(土屋武士/E.コマス組)。最終ラップ、先行するWOODONEトムススープラが、一瞬、GT300クラスのマシンにつまった。このチャンスを逃さなかったエッソウルトラフロースープラは、トムススープラに並びかけ、最終コーナーでイン側につき、抜きさった。トムススープラは惜しくも2位でフィニッシュ。3位はザナヴィニスモGT-R(本山哲/M.クルム組)だった。
GT300クラスでは、ポールポジションのJIM RodeoDriveアドバンF360(松田秀士/田中哲也組)が序盤をリードするが、最初のピットインでフェラーリのエンジンがトラブルを抱え、リタイア。RECKLESS MR-Sがトップとなり、チェッカードフラッグを受けた。
GT500クラスのチャンピオンシップランキングは、3戦2勝のエッソウルトラフロースープラの脇阪、飯田が43点でトップ。今回3位のザナヴィニスモGT-R、本山とクルムが41点でこれを追う。
一方GT300クラスでは、RECKLESS MR-Sの佐々木、後藤が43点で首位、このレースでクラス8位に終わったPLUS e タイサンアドバンGT3Rの山路慎一/西澤和之組が、2点差で迫っている。
次に予定されていたマレーシアでの第4戦は、新型急性肺炎(SARS)の影響により中止。代替として7月13日に富士スピードウェイで開催されることとなった。
(webCG 有吉)
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