【オートモビル カウンシル2018】トヨタの展示はメーカーの垣根を越えた内容に
2018.08.03 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2018年8月3日、千葉・幕張メッセで開催中の自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2018(オートモビル カウンシル2018)」(開催期間:8月3日~5日)の出展ブースにおいて、プレスカンファレンスを実施。トヨタ博物館館長の布垣直昭氏が出展の意義を語った。
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メーカーの垣根を越えたトヨタ博物館の展示
トヨタ博物館は、トヨタ自動車の創立50周年を記念して1989年に創立された博物館であり、メーカーの枠を越え、トヨタ以外の車両も収蔵している点を特徴としている。
今回のオートモビル カウンシルにおける出展スローガンは「トヨタ博物館 meets AUTOMOBILE COUNCIL」というもので、布垣氏によると「meetsという言葉には『会う』という意味だけではなく、『意気投合する』という意味も込めた」とのこと。「トヨタ自動車やトヨタ博物館が目指すものとオートモビル カウンシルが目指すものが一致しているのではないか」との思いから、このスローガンを掲げたという。
またプレスカンファレンスでは、イベントを運営するAUTOMOBILE COUNCIL実行委員会の加藤哲也代表も登場。「近年、ヨーロッパなどに行くと韓国車の脅威を感じるし、中国車も非常な勢いで発展を遂げている。そのなかで日本車が持つ固有の武器は何かと考えると、トヨタは80年近い歴史を持っているし、他のメーカーも相当に長い歴史を持っている」「真の意味での自動車先進国という意味では生産しているだけではだめで、文化的な成熟度を高めていくことも重要ではないか」と、自動車文化を広く発信することの意義を語った。
一方、布垣氏は「モーターショーは競い合う場だが、こういったイベントでは一緒にヘリテージを盛り上げていってもいいのではないか」とコメント。トヨタの名を冠したブースでありながら、「元気!! ニッポン 1960s!」というテーマのもとに、1964年の東京オリンピックで聖火を運んだ「日産セドリック」や、計7社の自動車メーカーのポスターおよびパンフレットを展示するという、異色の出展内容に込めた思いを語った。
さらに布垣氏は、ひとつの時代を題材とした今回の出展テーマを例に、「次回以降はメーカーの間でテーマを共有してみてはどうか」と提案するなど、自動車文化の普及について、メーカーの垣根を越えた取り組みにも意欲を見せた。
(webCG)
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