名門オークションから啖呵売まで! 大矢アキオ ロレンツォの「レトロモビル2024」

2024.02.08 画像・写真 大矢 アキオ
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2024年1月31日から2月4日まで、フランス・パリで開催されたヒストリックカーショー「レトロモビル」。その会場からハイライトをお届けする。

シトロエン、プジョーなどステランティス系ブランドの不参加という事態にもかかわらず、連日閉館時刻まで盛況だったのは、この国における古典車ファンの層の厚さを裏づけた。同時に、会期中に開催されるアールキュリアル社のオークションのカタログには、1980年代の「プジョー205GTI」も含まれており、こちらはヒストリックカーという定義の変容を感じさせた。

部品商の出展もにぎわいを見せていた。ひときわ人だかりができているスタンドがあったのでのぞくと、日本のテレビ通販でもよく見られる「キズ補修ペン」の即売であった。ドライバーでボディーパーツに傷をつけては、商品を塗りつけてみせている。「通常価格◯ユーロのところ、今日は△ユーロ!」という締めの直後、何人もがユーロ札と引き換えに商品を入手していた。自動車界を問わず、この地で珍しい啖呵売(たんかばい)は、それなりの効果があるとみた。

(文と写真=大矢アキオ ロレンツォ<Akio Lorenzo OYA>/編集=堀田剛資)

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