■【会場リポート】日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010、最後まで大接戦の開票劇
この1年で最も優秀なクルマを決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010」の最終選考会が、今年は東京モーターショー会場で行われた。
今回、初の試みとして、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終選考の投票と開票、表彰式が東京モーターショー会場で行われることとなった。
2009年10月21日の東京モーターショープレスデイ初日に行われた開票式では、選考委員および関係者、ノミネート車を有するメーカーとインポーターの広報部員が集まり、その結果を見守っていた。
大賞は既報のとおり、「トヨタ・プリウス」が受賞した。ホンダのハイブリッド車「インサイト」とは最後の最後まで接戦となり、選考委員20名の開票時点で151点と137点、44名開票時点では299点と293点まで肉薄。その後はトヨタ、ホンダの両陣営が指を折りながら開票を見守る様子がうかがえた。翌22日の表彰式では、各受賞車に表彰状とトロフィーが与えられ、「プリウス」は初代と合わせ、2度目の栄冠を勝ち取る結果となった。
以下、受賞者のコメント。
●日本カー・オブ・ザ・イヤー「トヨタ・プリウス」
「いやあ、本当にうれしいです。ほっとしています。4年半、2000名にわたる苦労が、栄えある賞をいただき、ふっとびました。夢のあるプリウス、明るい未来に向かって、引き続き開発に邁進したいです」(トヨタ自動車 トヨタ第2乗用車センターチーフエンジニア 大塚明彦)
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー「フォルクスワーゲン・ゴルフ」
「こんな素晴らしい賞を受賞したことにすべての方に感謝いたします。トータルパッケージとして評価されたのだと思います。東京モーターショーに素晴らしいスパイスを与えてくれました」(フォルクスワーゲングループジャパン 代表取締役 ゲラシモス・ドリザス)
●Most Fun「日産フェアレディZ」
「Zは40周年で、2代続けてのモーストファン受賞となりました。日本でもっとも楽しいクルマ、みなさんに愛されるクルマに選ばれてうれしいです。これからももっとも楽しいクルマづくりにはげんでいきたい」(日産自動車 日本商品企画室リージョナルプロダクトマネージャー 後藤裕)
●Most Advanced Technology「三菱i-MiEV」
「4年前、電気自動車の本格的な開発が始まったときは懐疑の声もありましたが、今回、技術を高く評価いただいたことは、ご協力いただいた方々ともども喜びを分かち合いたい。これからも先駆けとしてがんばっていきたい」(三菱自動車 商品戦略本部プロダクト・エグゼクティブ 橋本徹)
●Best Value「スバル・レガシィシリーズ」
「レガシィ20周年の節目のタイミングで素晴らしい賞をいただきました。レガシィを愛していただいている皆様にもいいごほうびになりました」(富士重工業 スバル商品企画部プロジェクトゼネラルマネージャー 熊谷泰典)
●日本カー・オブ・ザ・イヤー30周年記念 ベストサードディケードカー「ホンダ・フィット」
「過去10年間の数あるクルマの中から選んでいただき、ありがとうございます。環境性能が高く評価されたと思っています。ホンダは今後もこの方向で進んでいきたいと考えています」(本田技研工業 執行役員四輪事業本部四輪商品担当 横田千年)
(webCG 本諏訪)
-
NEW
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。