グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2009から(その1)
2009.07.17 画像・写真
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの目玉のひとつである「スカルプチュア」。今年は100周年を迎えるアウディが、1937年にスピード記録に挑んだ「アウトウニオンTypeC」と「R8」をモチーフにした巨大な彫像を制作した。奥にある建物は、イベント会場の中心となる「グッドウッドハウス」。
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グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの目玉のひとつである「スカルプチュア」。今年は100周年を迎えるアウディが、1937年にスピード記録に挑んだ「アウトウニオンTypeC」と「R8」をモチーフにした巨大な彫像を制作した。奥にある建物は、イベント会場の中心となる「グッドウッドハウス」。
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「1938年型アウトウニオンTypeD」は、写真のジャッキー・イクスとニック・メイソンがドライブしたモデルに展示専用を合わせた、計3台が持ち込まれた。
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1985年にWRCに投入され、サンレモラリーを制した「アウディ・スポーツ・クワトロS1」。最高出力550psを発生する2.1リッター直5ユニットを搭載。この車両をベースにしたモデルは、パイクスピークも制覇した。
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アウディといえばオフロードを走るラリーのイメージが強いが、過去のアメリカの人気レースシリーズ「トランスアメリカ」で「アウディ200クワトロ・トランザム」が圧倒的な強さで勝った年があった。この日は、この車両で勝利を手にしたワルター・ロールが自らステアリングを握った。
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1999年、アウディがルマンに挑戦を開始した年に持ち込んだマシン、「アウディR8R」。搭載される3.6リッターツインターボV8エンジンは、最高出力625psを発生する。初参戦ながら、3,4位に食い込む健闘を見せた。
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アウディが初勝利をおさめた2000年のマシン「アウディR8」。この後アウディは、2003年を除いて、2005年まで5度の優勝を果たし、ルマン史に新たな歴史を刻むことになる。
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2006年からアウディは、搭載するエンジンを新開発の5.5リッターV12ツインターボディーゼルへと変更。700psを発生する「TDI」を積む「R10TDI」は、2006〜2008年まで3年連続でルマンを制した。
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今年はアウディの100周年に加えて、ミニの50周年にもあたる。写真は、「スモーキー・ジョン」こと、ジョン・ローズが1965年にブリティッシュ・ツーリングカー選手権で勝利をおさめた「オースチン・ミニ・クーパーS」。
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1967年、ブリティッシュ・サルーンカー選手権のルールが変わり、大幅な改造が許されるようになった。その結果、写真の「モーリス・ミニ・クーパーS」は1.3リッターユニットから105psを発生するまでになった。
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ビートルズのギタリストだったジョージ・ハリスンが所有していた「サイケデリック・ミニ」がレストレーションを受けて、カルティエがスポンサードするコンクール・デレガンスに登場。1966年式のクーパーSがベース。
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飛行機のテストパイロットであるディジー・アディコットの希望で、事故車のミニ・ヴァン(5ポンドで購入)をベースに作られた空力ボディで仕立てられた「ミニ・ダート」。
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1964年型「ミニ・モーク」。イギリスで14万5000台、オーストラリアで2万6000台、ポルトガルで1万台が生産された。
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ミニをベースに作られたコンバーチブルモデル、「1966年型ウーズレイ・ホーネット・コンバーチブル」。1960年代にはすでに、ミニをベースにしたモデルは、これだけの広がりを見せていた。
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カルティエがサポートするコンクール・デレガンスには、ユニークなモデルが集まっていた。先頭の「フェラーリ250GTSWBカリフォルニア・スパイダー」をはじめ、珠玉のモデルが並ぶ。
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今年は、ブガッティの100周年にもあたる。写真の「1936年型ブガッティ・タイプ57Tロードスター」のほか、歴史的なモデルが姿を見せた
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なかにはこんな変り種も。世界で初めて電動開閉式のハードトップを採用した「1934年型プジョー601Dエクリプス」。
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TVRタスカンをベースに作られた、FRP製ボディを持つコンバーチブル、「TVRトライデント・ロードスター」。スポーツカー・メーカーとして知られるTVRだが、トライデントはエキゾチックカーでもあった。
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昨年、60周年を迎えたポルシェ。今年は「917」の40周年にあたる。写真の「1969年型917K」は、ハイテクを駆使して製造されたマグネシウム・フレームを持ち、1971年のルマンを制した。その隣は前年のルマンの勝者である「1970年型917K」。
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1970年のセブリング12時間に出場した「1970年型917K」。その後のルマンでダメージを受けたが、翌年にデイトナで勝利をおさめたジャッキー・オリバーがドライバーをつとめた。
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1977年のルマン・ウィナーである「ポルシェ936」。エンジンブローという大トラブルにもかかわらず、ジャッキー・イクスが猛烈な追い込みをかけて優勝してしまった。