WEC第7戦 富士6時間耐久レースを「アウディVIP」と観戦
2012.10.15 画像・写真2012年10月12-14日に開催された世界耐久選手権(WEC)の第7戦・富士6時間耐久レース。アウディジャパンは、アウディオーナーのために特別な観戦プログラム「Audi ultra experience days in WEC(アウディ ウルトラ エクスペリエンス デー)」を用意した。決勝当日、そのプログラムに参加させてもらい、レースを観戦した。(文と写真=工藤考浩)

WEC第7戦、アウディは2台の「アウディR18 e-tron クワトロ」で参戦。今年のルマンで1-2フィニッシュを果たした、そんなクルマを間近で、しかもスタート前のグリッド上で見ることができた。
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WEC第7戦、アウディは2台の「アウディR18 e-tron クワトロ」で参戦。今年のルマンで1-2フィニッシュを果たした、そんなクルマを間近で、しかもスタート前のグリッド上で見ることができた。
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アウディのピット真上に設けられた「レーシングラウンジ」。“Audi VIP”と書かれたパスを持った参加者たちが、この部屋でレースを観戦する。
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決勝前のスターティンググリッドを見学する「グリッドウォーク」。今年のルマン24時間をテレビ観戦した身としては、目の前に、お気に入りのアイドルがずらりと並んでいるような喜びである。
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ADRデルタ(オレカ03ニッサン)のコックピット。カラフルなスイッチがたくさん並んでいるが、機能を覚えるだけでも大変そうだ。
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「必勝」のハチマキ姿でブノワ・トレルイエ選手を囲み、記念撮影するアウディのピットクルー。正確無比で素早い、完璧な作業を「サイボーグのよう」と評される彼らだが、さすがに日本語のハチマキは、巻くのが苦手な方もいるようだ……。
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中野信治選手発見。キリッとしまった表情でこの後決勝に挑み、LMP2クラスで優勝を決めた。
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タイヤハウス内に空気がたまって、車体が不安定になるのを防ぐため、レギュレーションでタイヤハウスの上に開口部を設けなければならないLMPカー。どんな風に開いているのかを実車で確認するのが楽しみだったのだが、予想以上にそのまま「穴」であった。
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むき出しのブレーキディスクを見て「ほほぅ」と感心する。なにが「ほほぅ」なのかは自分でも把握していないが、こういう、見るからに“究極”っぽいものには無条件に感心してしまう。
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グリッド脇に置かれていた工具。きちんと手入れ、整頓されていて、さすがプロフェッショナル。
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レース前の空き時間を利用して、プロドライバーによるアウディ車の同乗走行が開催された。なんと、筆者も体験させてもらえるとのこと。
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レースが行われる直前のコースを助手席とはいえ体験できる貴重なチャンス。写真ではスピード感が伝わらないが、メインストレートを240km/h以上で駆け抜けた。
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コーナリング中の車内の様子。これでも一番にやけていない写真をチョイスしたのだが……。ちなみに筆者が乗ったのは「S7」。かなりのハイペースだったが、思いのほか乗り心地はよかった。
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スタート前にパドックを散策。JRMレーシングのテントには、リアサスペンション一式が、なんでもないように置かれていた。
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ファンにサインする佐藤琢磨選手。
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午前11時、決勝レースがスタートした。
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「レーシングラウンジ」には、オンボードカメラの映像が。それも、ルマンで5回の優勝経験があるドライバー、エマニュエル・ピロ氏の解説つきである。
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ラウンジの窓からは、ピットの様子を真上から眺めることができる。写真は最初のピットインの様子。まったく隙のない完成されたクルーの動きは、見ほれてしまうほどだ。
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レース中に、サーキット内側の管理用通路を「アウディQ7」で案内してもらう「アウディ カーブシャトル」というプログラムも。
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レースカーのすぐそばを並走。並走といっても、速度差は百数十km/h以上だ。窓を開けると、ど迫力のエキゾーストノートが車内に響いた。
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ラウンジ内のディスプレイにはレース状況を知らせるモニターが。レース中盤、トヨタとのトップ争いを、コースとディスプレイを見比べながら観戦した。
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もちろん、ラウンジだけではなく、一般の観客席からもレースは観戦できる。ディーゼルハイブリッドシステムを搭載する「アウディR18 e-tron クワトロ」独特の音を楽しむには、屋外の方が適している。
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「アウディR18 e-tron クワトロ」が近づくと、「ドドド」という低く野太い音の後に、「ツーーン」という高いメカニカルなノイズがやって来る。これを鳥の鳴き声のように聞きなせば「ドドドドイツーー」といったところだろうか。これぞドイツサウンドである。
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同じハイブリッドでも「トヨタTS030 ハイブリッド」は普通のレースカーと同様の音だった。
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こちらはLMP2クラストップを走るNo.25のADRデルタ。冒頭のコメントにも書いたが、このままクラス優勝することとなる。
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GTE AmクラスのトップはNo.50コルベット。アマチュアクラスとはいっても、十分速い。