マクラーレンのルイス・ハミルトンが、過去2回優勝している得意のカナダで今季初V。デビューイヤーの2007年に初優勝した思い出の地で復活ののろしをあげ、2点差ながらポイントリーダーに躍り出た。(Photo=McLaren)
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マクラーレンのルイス・ハミルトンが、過去2回優勝している得意のカナダで今季初V。デビューイヤーの2007年に初優勝した思い出の地で復活ののろしをあげ、2点差ながらポイントリーダーに躍り出た。(Photo=McLaren)
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スタートでトップを守ったのがポールシッターのセバスチャン・ベッテル(写真先頭)。予選2位のハミルトン、3位フェルナンド・アロンソらが続いた。(Photo=Red Bull Racing)
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タイヤ交換を2回にするか、一度で済ませるか。優勝争いを繰り広げたトップ3人のうち、2ストップを選択したハミルトンは、レース終盤に1ストップを選んだアロンソ、ベッテルを次々と追い抜きトップでチェッカードフラッグを受けた。ハミルトンにとっては昨年第18戦アブダビGP以来となる勝利。(Photo=McLaren)
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1ストッパーのアロンソ、ベッテルがゴール目前で順位を落とす一方、同じ作戦を見事成功させたのがロータスのロメ・グロジャン(写真)だった。残り数周でたまらずピットに駆け込んだベッテルのおかげで3位に上がった後、今度は苦しいアロンソが前に。「3位に上がったなんて気がつかなかったけど、そのうちフェルナンド(アロンソ)がスローダウンして2位でしょ。自分はてっきり4位とか5位だと思っていたから」と驚きを隠さなかった。自身2度目の表彰台はキャリア最高位の2位。ロータスはキミ・ライコネンが8位入賞し、フェラーリを抜いてコンストラクターズチャンピオンシップ3位に躍り出た。(Photo=Lotus)
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予選15位に沈んだザウバーのセルジオ・ペレス(写真)は、硬めのソフトタイヤでスタートしそのタイヤで41周目まで走行。スーパーソフトに履き替えても堅調なタイムを刻み、上位陣の脱落で3位の座をせしめ、2位に終わったマレーシアGP以来となる表彰台&入賞を果たした。チームメイトの小林可夢偉は、予選11位から9位に入り今季4度目の入賞。ザウバーはトップ5チームの背後、6位につけている。(Photo=Sauber)
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優勝したバーレーンGPに次ぐ今季2度目のポールポジションを獲得したレッドブルのベッテル。序盤をリードするも、ピットストップで3位まで落ち、1ストップで乗り切ろうとしたが失敗、4位でレースを終えた。(Photo=Red Bull Racing)
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やはり1ストップが実らなかったフェラーリのアロンソ(写真先頭)。トップを周回しながらタイヤのコンディション悪化で後退、それでも2度目のタイヤ交換をせず5位でフィニッシュラインを通過した。レース後、チームの作戦を「勝とうとトライした結果」と擁護し、「作戦というよりも、タイヤのデグラデーションのせい」と敗因を語った。(Photo=Ferrari)
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7戦目にして7人目のウィナーに、7度タイトルを獲得した、カーナンバー7をつける、カナダで7勝している、メルセデスのミハエル・シューマッハー(写真)はある意味“適任”だった。予選ではチームメイトのニコ・ロズベルグから4つ離れての9位。決勝ではDRSが戻らずに今季5回目のリタイアを喫した。ロズベルグが1勝し67点でランキング5位につけている一方、43歳の大ベテランはわずか2点しか獲得していない。メルセデスとの契約最後の年である今年、元王者には不運が続いている。(Photo=Mercedes)
『第7戦カナダGP「“1”か“2”かの三つどもえ」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る