ホンダが6代目となる新型「CR-V」の情報を公開 2025年12月15日に先行受注を開始

2025.12.04 自動車ニュース webCG 編集部
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ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション拡大

本田技研工業は2025年12月4日、2026年2月発売予定の新型「ホンダCR-V」の情報を先行公開するとともに、同年12月15日に先行予約の受け付けを開始すると発表した。

 
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ホンダCR-V e:HEV RS
ホンダCR-V e:HEV RS拡大
 
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世界的人気車種が3年ぶりに日本で復活

ホンダCR-Vは1995年に誕生した都市型SUVであり、グローバルで累計1500万台(2025年8月時点)が販売される同社の基幹車種だ。

当初はコンパクトクラスだったが、代を経るごとにサイズが拡大し、米国を除くマーケットではアッパーミドルクラスに移行。日本では5代目の販売終了(2022年12月)とともにカタログから落ち、「ZR-V」に後継を託すかたちとなっていた(燃料電池車の「e:FCEV」のみリース販売)。ところが、歴史ある「CR-V」という車名に愛着を持つ人の声や、「ZR-Vより大きなSUVが欲しい」という要望が多く聞かれたことから、6代目の日本導入を決定。「ジャパンモビリティショー2025」にて再販がアナウンスされた。

車両としては、快適性や運動性能、ユーティリティー、走破性など、相反する性能を同時に追求し、「SUVだから」という言い訳やあきらめを排したオールラウンダーを志向。グランドコンセプトはストレートに「感動CR-V」というもので、「感動を生み、日常を誇れる、トキメキがあるクルマ」を標榜(ひょうぼう)している。

上質で機能性にも優れた車内空間

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4700(+95)×1865(+10)×1680(±0)mm、ホイールベース=2700(+40)mmと、特に全長が従来型より拡大(カッコ内は従来モデルとの差)。エクステリアデザインは、ややモノフォルム的だった既存のイメージを捨て、Aピラーを立ててボンネットの長さを強調した、SUVらしいシルエットとした。また優れた空力性能に加え、運転席からの見切りのよさも重視。ノイズレスな視界や車幅感覚のつかみやすさを考慮して、ボンネットフードやAピラー、ウィンドウの切り欠き形状などを吟味したという。またDピラーに沿って伸びる縦型のリアコンビランプなど、初代からの特徴的なアイコンも踏襲している。

いっぽうインテリアでは、「シビック」などと同じく横基調のインストゥルメントパネルデザインを採用。ローレット加工を施した空調ダイヤルや、ふんだんに使われたソフトパッド、ドア等に仕込まれたイルミネーションなどで、上質感を追求している。乗車環境の改善も図っており、運転席まわりでは乗用車的な操作感覚となるようステアリングホイールの角度を変更(28°→25°)。前席ショルダーまわりの室内幅も、片側につき5mm拡大させた。いっぽう後席まわりでは、レッグルームの長さを16mm拡大したほか、2分割式のリアシートに前後スライド機構(調整幅190mm)を新採用。リクライニング機構についても、従来型より可動幅を10.5°拡大し、角度調整を2段階から8段階に多段化した。

荷室容量はクラストップレベルの586リッターで、9.5インチのゴルフバッグを4本、25インチのスーツケースを4個積載できる空間を確保。利便性の向上も図っており、キーフォブを持ってリアから離れると自動でテールゲートが閉まる「予約クローズ」機能や、すべてのドアが閉まった際に自動で施錠する「予約ロック」機能を新たに採用している。

機能・装備はホンダ最新のものにアップデート

機能・装備も大幅に充実しており、運転席まわりでは10インチTFTメーターに加え、CR-V初となるフロントウィンドウ投影型のヘッドアップディスプレイを採用。Googleのインフォテインメントシステムを搭載した9インチディスプレイオーディオも標準で装備している。充電機器も豊富で、冷却ファン付きのワイヤレスチャージャーと計4つのUSB Type-Cポートを装備。特に前席の2つのUSBポートは60Wの出力を備えており、ノートパソコンやタブレットの充電も可能となっている。

このほかにも、11.6リッターの大容量サブウーファーボックスを含め、12基のスピーカーからなるBOSEのプレミアムサウンドシステムを標準で採用。全灯をLED化した明るいインテリアライトや、駐車時に閉口するシャッターグリル、節水ウオッシャーやブレードの劣化低減機能を備えたスマートクリアワイパー等々、さまざまな新機能・便利機能が採用されている。

また予防安全・運転支援システムについては、RSには1基の広角カメラと3基のレーダーからなる「Honda SENSING」を、RSブラックエディションには1基のカメラと5基のレーダーからなる「Honda SENSING 360」を採用。特に後者は、日本向けのSUVとしてはこれが初採用で、対向車との衝突や、交差点での出合い頭の事故の回避性能が進化しているほか、車線変更の支援機能やカーブでの車速調整機能(アダプティブクルーズコントロール作動時)なども採用している。下り坂や横風、白線の途切れといった、運転環境の変化や外乱に対応する運転支援機能も強化しているという。

パワーユニットはハイブリッドのみ

海外では1.5リッターガソリンターボ車なども用意される6代目CR-Vだが、日本仕様のパワーユニットは、2リッター直噴ガソリンエンジンに2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせたハイブリッドのみとなる。このシステムは、エンジンが発電してモーターで走行するシリーズハイブリッドをベースに、エンジンの出力でタイヤを駆動する“エンジン走行モード”を追加した、ホンダ車ではおなじみのものだ。特に新型CR-Vには、「アコード」由来の第4世代ユニットが搭載される。

ただし、エンジン走行モードについてはSUV向けに独自の改良を加えており、新たに「ロックアップLow」と呼ばれる機構を採用。減速比の異なる2系統のギアを用意し、状況に応じて好適なギアを選べるようにすることで、低負荷での巡行時に加え、緩加速時や登坂走行時にもエンジン走行ができるようになった。これにより、モーター走行よりエンジン走行のほうが効率がいいときには、市街地などでも積極的に後者を選べるようになり、燃費性能の改善を実現したとしている。(燃費などの詳細な諸元については未発表)

ドライブモードについても、「SPORT」「NORMAL」「ECON」に加えて、雪道向けの「SNOW」モードや、カスタマイズモードの「INDIVIDUAL」をCR-Vとして初採用。幅広いシーンで好適な走行モードを選択可能とした。

駆動方式は、全車プロペラシャフトを用いた機械式4WDで、従来型では前:後ろ=60:40の固定式だった駆動力配分を、60:40~50:50の可変式とすることで、直進時の走行安定性と旋回性のよさを両立。またプロペラシャフトとリアデファレンシャルの間に小型等速ジョイントを採用することで、振動を抑制し、リア駆動力の拡大とより快適な操作性を実現しているという。

日本には上級のスポーツグレードのみを導入

日本におけるラインナップは、スポーティーな「RS」および「RSブラックエディション」の2種類。既述のとおり、いずれもパワートレインはハイブリッドで、駆動方式は4WDとなる。シートレイアウトも2列5人乗りのみの設定で、海外で展開のある3列シート仕様は導入されない。

RSとRSブラックエディションの違いは主に意匠にあり、前者ではボディー同色となるドアハンドルやロアガーニッシュが、後者ではいずれもブラックに。切削クリア加工+ベルリナブラック塗装の19インチアルミホイールも、後者については切削部分がダーク調でコーディネートされる。

インテリアにおいても、RSではライトグレーとなるルーフライニングや、プラチナクロームのステアリングガーニッシュが、ブラックエディションではいずれもブラックに。各部の装飾もシルバーヘアラインからダークヘアラインに変更される。シート表皮はともに黒のレザーで、前席には電動調整機構を標準で装備(運転席:8way、助手席4way)。前席シートヒーターに加え、ブラックエディションにはベンチレーション機構も採用される。

ボディーカラーはともに5種類の設定で、おなじみの「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」に加え、新色の「ブレイジングレッド・パール」に、日本仕様のCR-Vではこれが初採用となる「スレートグレー・パール」「キャニンリバーブルー・メタリック」が用意される。

5代目以前のモデルより、明らかに上級志向のモデルとなった6代目CR-V。ホンダでは同車について、ミニバンを卒業した、ミドルクラス以上のサイズ感や上級感を求めるユーザーや、SUVを乗り継いできた、タフさやゆとり、洗練されたイメージを求めるユーザーに訴求したいとしている。

(webCG)

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