
自身24回目のGPで初ポールポジションから初優勝を遂げた、ウィリアムズ・ルノーのパストール・マルドナド(中央)。2010年のGP2チャンピオンは、スタートで2位に落ちたものの、ピットインのタイミングでフェラーリのフェルナンド・アロンソ(左)を抜き返すことに成功し、首位を守り切った。3位はロータス・ルノーのキミ・ライコネン(右)。(Photo=Williams)
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自身24回目のGPで初ポールポジションから初優勝を遂げた、ウィリアムズ・ルノーのパストール・マルドナド(中央)。2010年のGP2チャンピオンは、スタートで2位に落ちたものの、ピットインのタイミングでフェラーリのフェルナンド・アロンソ(左)を抜き返すことに成功し、首位を守り切った。3位はロータス・ルノーのキミ・ライコネン(右)。(Photo=Williams)
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5月1日から3日間、イタリアのムジェッロで行われた、F1としては4年ぶりとなるシーズン中の合同テストでマシンの大幅アップグレードを敢行してきたフェラーリ。その効果は、アロンソが予選3番手タイムを記録し、そして決勝でも首位を走ったことからも上々といえるだろう。2位フィニッシュでポイントを61点としたアロンソは、ベッテルと同点首位に。(Photo=Ferrari)
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ロータス・ルノーは、最終スティントでみせた怒濤(どとう)のハイペースがもっと早くに実現できていれば優勝だってあり得たはず。ライコネンはトップ2台からやや離れた後方で周回。レース終盤には2位アロンソとの間にあった18秒ものギャップを1秒以内まで縮めチェッカードフラッグを受けた。(Photo=Lotus)
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ザウバー・フェラーリの小林可夢偉(写真前)は、予選Q3進出を決めた直後にマシントラブルでストップ。Q3は出走できなかったが、ルイス・ハミルトンの予選失格で順位をひとつ上げ9番グリッドからスタートすることとなった。レースではジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルグといったライバルをコース上で(DRSなしでも)抜き去り、自身最高位タイの5位入賞を果たした。(Photo=Sauber)
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前戦バーレーンGPのウィナー、レッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテル(写真)は、予選Q3でアタックせず、レースに向けてタイヤを温存する作戦をとった。7番グリッドから上位をうかがうも中位から抜け出せず、最後のスティントの踏ん張りで6位完走。アロンソとポイントリーダーを共有することとなった。途中、フロントウイングに違和感を覚えてノーズ交換に踏み切るも、特にダメージは確認できず。この不可解な現象はチームメイトのマーク・ウェバーにも起きた。(Photo=Red Bull Racing)
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ポールポジションタイムをたたき出したハミルトン(写真)だったが、アタック終了後に自力でピットに戻らなかったことが違反となり、予選失格という重いペナルティーを受けた。レース出走は許され最後尾スタート。3ストップが大勢を占めるなかで2ストップ作戦をとり、タイヤをいたわりながら8位でゴールした。チームメイトのジェンソン・バトンは、終始ハンドリングに苦しみ10番グリッドから9位完走。(Photo=McLaren)
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レース前、ピレリタイヤへの批判で注目を集めたミハエル・シューマッハーは、コース上でも(悪い意味で)目立ってしまった。8位を争っていた13周目、前を走るブルーノ・セナのウィリアムズに、シューマッハーのメルセデスが追突、両車はリタイアとなった。互いに非難し合っていたが、レーススチュワードはゴール後、シューマッハーに非があったとし、次戦5グリッド降格のペナルティーを言い渡した。(Photo=Mercedes)
『第5戦スペインGP「混戦の要因」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る