3戦目の中国GPで今季初優勝を飾ったフェラーリのフェルナンド・アロンソ(中央)、2位に入ったロータスのキミ・ライコネン(左)、3位のメルセデス、ルイス・ハミルトン(右)。(Photo=Mercedes)
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3戦目の中国GPで今季初優勝を飾ったフェラーリのフェルナンド・アロンソ(中央)、2位に入ったロータスのキミ・ライコネン(左)、3位のメルセデス、ルイス・ハミルトン(右)。(Photo=Mercedes)
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安定したラップを刻める硬めの「ミディアム」、速いが短命な「ソフト」、2種類のタイヤの使い方が戦略を大きく分けた今回、予選3位のアロンソ(写真前)は、最初にソフトを使い捨て、以降はミディアムで堅調なペースを続けて最終的に10秒もの大差をつけ優勝した。(Photo=Ferrari)
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予選2位のライコネンも、アロンソ同様にソフトタイヤでスタート。途中、マクラーレンのセルジオ・ペレスと接触しマシンを壊したがそのまま走行を続け、優勝した開幕戦に次ぐポディウムとなる2位でフィニッシュした。(Photo=Lotus)
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昨年の中国GPの覇者、メルセデスは予選まで上り調子で、ハミルトン(写真)は移籍後初、自身通算27回目のポールポジションを獲得。しかしレースでは、スタート時に履いたソフトタイヤが瞬く間に劣化し、ミディアムでもアロンソ、ライコネンらライバルにかなわず、2戦連続の3位に終わる。チームメイトで前年ウィナー、ニコ・ロズベルグは、スローパンクチャーに起因するサスペンションの問題でリタイア。(Photo=Mercedes)
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前戦マレーシアの“チーム内紛”で注目を集めたレッドブル勢は苦戦した。セバスチャン・ベッテルは、予選Q3でソフトタイヤを使わず、つまり上位グリッドを諦め、ミディアムを履き9番グリッドからレースをスタート。途中、同じ作戦をとったニコ・ヒュルケンベルグに前を走られタイムをロスしたが、4位でフィニッシュ。(Photo=Red Bull Racing)
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今年のマシンに手を焼くマクラーレン勢。ジェンソン・バトン(写真)は、予選8位からミディアムスタートの2ストップという奇策に打って出て、結果5位完走。チームメイトのペレスは12番グリッドからポイント圏外の11位でゴールした。この常勝チームは現在コンストラクターズチャンピオンシップ5位、フォースインディアと同じ14点しか獲得できていない。(Photo=McLaren)
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マレーシアでの「マルチ21」発言が尾を引いたマーク・ウェバーだったが、コース上では踏んだり蹴ったりだった。予選Q2途中で燃料切れによりマシンストップ。14番グリッドは、その後の燃料検査規定違反により予選失格となり最後尾へ。レースでは気を取り直しピットレーンスタートで追撃に出たが、レッドブルのシスターチーム、トロロッソのジャン=エリック・ベルニュと接触。その直後にピットインするものの、タイヤがしっかりと装着されておらず脱輪、リタイアとなった。レース後、ベルニュとの接触の責任を問われ、次のバーレーンGPでは予選順位3つ降格のペナルティーが科されることになった。(Photo=Red Bull Racing)
『第3戦中国GP「タイヤが支配する週末」【F1 2013 続報】』の記事ページへ戻る