
F1第17戦アメリカGPの表彰台。優勝したのはメルセデスのルイス・ハミルトン(右から2番目)で、9月のイタリアGPから5連勝。2位にはハミルトンのチームメイトでランキング2位のニコ・ロズベルグ(一番左)、3位は同じくチャンピオンシップ3位につけるレッドブル駆るダニエル・リカルド(一番右)が入った。(Photo=Red Bull Racing)
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F1第17戦アメリカGPの表彰台。優勝したのはメルセデスのルイス・ハミルトン(右から2番目)で、9月のイタリアGPから5連勝。2位にはハミルトンのチームメイトでランキング2位のニコ・ロズベルグ(一番左)、3位は同じくチャンピオンシップ3位につけるレッドブル駆るダニエル・リカルド(一番右)が入った。(Photo=Red Bull Racing)
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予選でブレーキのロックに悩まされたハミルトン(写真)はロズベルグにポールポジションを奪われ、不利な偶数グリッドの2番手からスタート。レース序盤はロズベルグを追いながら、つかず離れずの距離で機が熟すのを待ち、タイヤをミディアムに替えた中盤にロズベルグをオーバーテイク、そのままトップでチェッカードフラッグを受けた。ロズベルグとの間に24点のマージンを築き、残るブラジル、アブダビに向かう。(Photo=Mercedes)
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予選までは好調、しかしレースとなるとハミルトンに勝てない。今シーズン9回目のポールポジションを決めたロズベルグ(写真)は、ポイントリーダーでチームメイトのハミルトンが今季10勝目を挙げた後ろで、今年10回目の2位に終わった。24周目にハミルトンに抜かれた際、電気ブースト「ERS」にエラーがあり、うまくポジションを守りきれなかったというが、ライバルに対し負け越していることは事実である。(Photo=Mercedes)
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5番グリッドからスタートで失敗、7位まで落ちたレッドブルのリカルド(写真手前)。すかさずケビン・マグヌッセン、フェルナンド・アロンソを抜き返し、さらには2列目のウィリアムズ勢もピットストップでかわし、今年8回目のポディウムにのぼった。(Photo=Red Bull Racing)
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テキサスといえはテンガロンハット、王者セバスチャン・ベッテルの頭には……。コースサイドのほほ笑ましいシーンだが、チャンピオンにとって昨年優勝したアメリカGPは厳しいものとなった。週末の前からルノーのパワーユニットを総交換、今年6基目を投入することが決まっており、使用制限数を超えたことでピットスタートのペナルティーを受けることに。序盤こそテールエンドからなかなか抜け出せずにいたが、4回もピットストップを行いながら徐々にポイント圏内まで順位を上げ、結果7位でゴールした。(Photo=Red Bull Racing)
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マクラーレンのケビン・マグヌッセンは7番グリッドからスタートし、トロロッソのジャン=エリック・ベルニュやロータスのパストール・マルドナドらと激しい順位争いを繰り広げた。ベルニュ、マルドナドともレース中にペナルティーを受け後退、マグヌッセンは8位入賞を果たした。現在コンストラクターズランキング5位のマクラーレン、ライバルで6位のフォースインディアには24点のギャップを築いている。(Photo=McLaren)
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ルール作り、賞金の分配など強豪チームに有利な構造となっているのはおかしい――ケータハムとマルシャが資金難に陥り管財人の管理下に置かれレースを欠場したことを受け、小規模チームが声をあげ、コスト削減とその制限のルール化や、分配の是正を訴えた。しかし、メルセデスのビジネス面を代表するトト・ウォルフ(写真)をはじめとするビッグチーム側は「それでは問題は解決しない」というスタンスを示している。F1“格差問題”、解決の糸口はどこにあるのか?(Photo=Mercedes)
『第17戦アメリカGP「ポイント差24点で残り2戦へ」【F1 2014 続報】』の記事ページへ戻る