-
1/11F1第13戦イタリアGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真右から2番目)。2位に入ったメルセデスのバルテリ・ボッタス(同3番目)、3位に終わったフェラーリのセバスチャン・ベッテル(同右端)。(Photo=Mercedes)
-
2/11ついにこの瞬間が訪れた。雨で大荒れとなった予選、難しいコンディションの中でルイス・ハミルトン(写真)のメルセデスは今季8度目の、そして彼にとって69回目のポールポジションを獲得。ハミルトンはミハエル・シューマッハーが打ち立てた最多記録を抜き、歴史にその名を刻むこととなった。(Photo=Mercedes)
-
3/11ハミルトンの優勝はスタート直後に決まったといっていい。トップを堅持し、さらには僚友ボッタスが2番手に上がってくると盤石のメルセデス1-2。前戦ベルギーGPとは打って変わり、ほぼレースらしい争いなしに自らのドライビングに徹した。これで今季6勝目、13戦してポイントリーダーの座につくことができた。(Photo=Mercedes)
-
4/114番グリッドからスタートしたボッタス(写真)。スタートで同郷キミ・ライコネンに抜かれるも、すぐさま両車横並びから4位奪還に成功。4周目までに2位になり、事実上、ハミルトンの援護射撃をした。とはいえ、標的となるベッテルははるか後方だったが……。メルセデスの今季3度目の1-2に貢献した。(Photo=Mercedes)
-
5/111週間前のベルギーGPでの善戦から一転、地元イタリアでメルセデスに完敗したフェラーリのベッテル(写真)。予選で6番グリッドと後方に沈んだこともあったが、フェラーリはレースペースでもメルセデスに全く歯が立たず、最終的に36秒というリードを許し、ポイントリーダーの座もハミルトンに奪われた。1922年に造られたクラシックコース、モンツァでのイタリアGPは、チーム設立70周年を迎えた最古参フェラーリのホームレース。大勢の熱狂的なファン「ティフォシ」は、3位ベッテルを大歓声で迎え、残り7戦での巻き返しを後押ししていた。(Photo=Ferrari)
-
6/11パワーサーキット、モンツァで厳しい戦いが予想されたレッドブル。それでも悪天候を味方につけ、予選でダニエル・リカルド(写真)は3位と好位置につけたのだが、パワーユニットやギアボックスの交換によるペナルティーで16番グリッドに降格することに。スタートタイヤにソフトを選択し最初のスティントを37周まで伸ばし5位まで挽回。ライコネンをコース上でオーバーテイクし4位までポジションを上げたが、表彰台まではあと一歩届かなかった。(Photo=Red Bull Racing)
-
7/11レッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真手前)は、13番グリッドからスタートで8番手まで躍進。しかしウィリアムズのフェリッペ・マッサ(同奥)との競り合いで接触、パンクしてしまい緊急ピットインを余儀なくされ大きく順位を落とした。それでも諦めず、10位入賞でレースを終えた。(Photo=Red Bull Racing)
-
8/11今季度重なるチームメイト同士の接触に頭を悩ませるフォースインディア。前戦ベルギーGPでの同士打ちを経て、セルジオ・ペレスとエステバン・オコン(写真手前)はチームから厳重注意を受け、イタリアに来ると2人とも落ち着きを取り戻していた。雨の予選でオコンは大健闘の5番手タイム、レッドブルのグリッド降格で3番グリッドを獲得。好スタートで2位に上がるも、程なくして強豪チームに次々とかわされてしまい結果6位。それでもランス・ストロールとマッサのウィリアムズ勢はしっかり抑え切った。(Photo=Force India)
-
9/11前戦ベルギーGP、ポイント圏からズルズルと順位を落としていたマクラーレンのフェルナンド・アロンソ(写真右)は、レース中盤にエンジンのパワーロスを訴えリタイア。これがメカニカルトラブルではなく、走る気をなくし故意にマシンを降りたのではないかとの疑惑を生むことになった。アロンソはもちろん否定したが、無線であれだけ不満を口にし、さらに彼がホンダを信頼していないことが半ば公然となった状況にあってはその疑いも仕方がないのかもしれない。超高速モンツァでの勝負に見切りをつけ、次のシンガポールのためにパワーユニット交換に踏み切ったため、グリッド降格ペナルティーで19番グリッドからスタート。伸びないスピードで15位を走行、ゴール目前にチームからの要請でガレージに入った。17位完走扱い。(Photo=McLaren)
-
10/11ホンダとの関係継続か、フェルナンド・アロンソの残留はあるのか――マクラーレンに決断の時が刻一刻と迫っていた。アロンソもマクラーレンも八方ふさがりの状況にあることは同じで、アロンソはトップチームのシート獲得が見込めず、またマクラーレンも新しいパートナー候補は(メルセデス、フェラーリに次ぐ、そしてホンダのひとつ上の)ルノーしかない。そのルノーも既に供給先は3チームあり、来季トロロッソがホンダにスイッチしない限りマクラーレンはルノーのパワーユニットを載せることができないという。ストフェル・バンドールン(写真)はパワーユニット関連の交換で18番グリッドからスタート。一時は入賞圏を走っていたが、「ノーパワー」と無線で訴えレース中盤にリタイアした。(Photo=McLaren)
-
11/11雨に見舞われた土曜日の予選は、Q1開始直後から約2時間半にもわたり中断。この間に関係者へのインタビューなどが行われたが、中でもピットで再開を待つ(暇を持て余す?)ドライバーにカメラを渡してのテレビ中継はちょっとした見ものとなった。レッドブルのダニエル・リカルド(写真)は、ズカズカとライバルのメルセデスのガレージに入ってはマシンをクローズアップし、スタンドでぬれながら待つ観客から喝采を浴びていた。(Photo=Red Bull Racing)

bg
自動車ニュースの新着記事
-
フェラーリが往年の名車「F40」をイメージしたワンオフモデル「SC40」を発表NEW 2025.10.21 伊フェラーリは2025年10月17日(現地時間)、同社のスペシャル・プロジェクト・プログラムにより製作されたワンオフモデル「フェラーリSC40」を発表した。往年のスペチアーレ「F40」を思わせるデザインが採用されている。
-
BYDがBEV「シール」の一部仕様を変更 後輪駆動車は500万円を切る新価格にNEW 2025.10.21 BYDオートジャパンは2025年10月21日、電気自動車「BYD SEAL(シール)」の一部仕様を変更し、新価格を適用すると発表した。後輪駆動車は500万円を切る価格となる。同年10月30日に販売を開始する。
-
トヨタが新型クロスカントリーモデル「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開 2026年に発売を予定NEW 2025.10.21 トヨタ自動車は2025年10月21日、新型クロスカントリーモデル「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開した。「悪路走破性と機動性」と「コンパクトだからこその気軽さ軽快さ」を両立させたモデルで、日本での発売は2026年の年央を予定している。
-
【F1 2025】第19戦アメリカGPでフェルスタッペンが独走で今季5勝目 ノリス2位、ピアストリ5位でチャンピオン争いは三つどもえの戦いに 2025.10.20 F1世界選手権第19戦アメリカGP決勝が、2025年10月19日(現地時間)、アメリカはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(5.513km)を56周して行われた。レースの結果とポイントランキングを報告する。
-
【SUPER GT 2025】第7戦オートポリスで山本尚貴/牧野任祐組のNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTが今季初勝利 CIVIC勢は表彰台独占 2025.10.19 2025年10月19日、国内最高峰レースであるSUPER GTの2025年シーズン第7戦が大分県のオートポリスで開催された。GT500クラス、GT300クラスともに、その結果を報告する。
新着記事
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。
注目のキーワード
注目の記事
-
圧巻のタフネスとキャパシティー。MTBのトップライダーを支える「ディフェンダー130」の活躍に迫る。 特集
-
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング自動車ニュース
-
ホンダの「スーパーカブ110」「クロスカブ110」シリーズが新価格に 2025.10.16 自動車ニュース
-
ホンダが原付一種の新たな区分基準に適合する新型バイク4モデルを発表 2025.10.16 自動車ニュース
-
トヨタはセンチュリーとレクサスの新たなコンセプトモデルを披露【ジャパンモビリティショー2025】 2025.10.15 自動車ニュース
-
スズキが「ジムニー」「ジムニー シエラ」を仕様変更 ACC搭載とともに価格アップ 2025.10.15 自動車ニュース
-
スバルが「STI」のコンセプトカーと「ウィルダネス」モデルを出展【ジャパンモビリティショー2025】 2025.10.15 自動車ニュース