「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2011」(その1)
2011.08.29 画像・写真2011年8月21日、米国カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクスで、世界の名車・高級車の品評会「第61回 ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」が開催された。 毎年恒例となったこのコンクール、会場となるゴルフコースでは、8月17日から順次各メーカーのブース展示やクラシックカーのオークションなども催され、全米から集ったクルマ好きが自動車の祭典を楽しんだ。そんな“ペブルビーチ・オートモーティブ・ウイーク”の様子を、写真で紹介する。
・「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2011」(その2)はこちら
・「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2011」(その3)はこちら
・「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2011」(その4)はこちら
・「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2011」(その5)はこちら
サンフランシスコから南へ約200km。西海岸のビーチに臨むゴルフコース「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」で「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」は毎年開催される。ゴルフ好きならご存じの通り、2010年全米オープンの舞台となった場所である。
写真は、石川遼やタイガー・ウッズも訪れたであろうゲストハウス。8月第3週目の“ぺブルビーチ・オートモーティブ・ウイーク”には、ご覧のような珍しいクルマがぞくぞくと集結した。
-
サンフランシスコから南へ約200km。西海岸のビーチに臨むゴルフコース「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」で「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」は毎年開催される。ゴルフ好きならご存じの通り、2010年全米オープンの舞台となった場所である。 写真は、石川遼やタイガー・ウッズも訪れたであろうゲストハウス。8月第3週目の“ぺブルビーチ・オートモーティブ・ウイーク”には、ご覧のような珍しいクルマがぞくぞくと集結した。
-
日本でお披露目されて間もない「フェラーリ・フォー」の姿も。その向こうを通り過ぎるのは、ベントレーの旗艦「ミュルザンヌ」。場内は、高級車サロンさながらの様子。 このコンクール・デレガンスに合わせてミーティングを開く自動車クラブも多いそうで、会場近くのカーメルの街では、クラシックカーやスーパーカーのたぐいが数多く見受けられた。
-
同じく、ゲストハウス前の光景。博物館に飾られるようなクルマたちが、列をなして路上に止められる。まるで、タイムスリップでもしたかのよう!?
-
ゲストハウスの屋内にて。ゴルフトーナメントのものに並んで、コンクール・デレガンスのトロフィーも飾られていた。なお、8月21日の本選で、この「ベスト・オブ・ショー」トロフィーは、「ヴォワザンC-25 エアロダイン」(1934年)に贈られた。
-
こちらは、ゲストルームと同じ道路沿いに設けられた、メルセデス・ベンツのブース。カール・ベンツがクルマの特許を申請してから125周年を迎える同ブランドは、今年のペブルビーチでも特別にフィーチャーされている。マイバッハの2台を筆頭に、全モデル総出でゲストを迎える。
-
現行モデルに交じって、1台だけ外に展示されていたのが「メルセデス・ベンツ230S スペシャルロードスター」。かつてはラリーを戦った、1938年製のマシンである。とても73年前のものとは思えないけれど……。
-
入ってすぐのところに置かれたのは、世界初のガソリン自動車とされる「ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン」のレプリカ。左奥に見える白いクルマは、そのイメージを現代へと引き継いだ、燃料電池車のコンセプトカー「F-CELLロードスター」だ。
-
「ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン」のエンジンに寄ってみる。写真左上が、車体前方(=キャビン側)である。いまの自動車ではエンジンの一番奥に位置するクランクシャフトが、目の前でぐるぐる回転する不思議。
-
「ベンツ タイプRE“ブリッツェン・ベンツ”」(1909年)。200bhp/1600rpmを発生する21.5リッター(!)4気筒エンジンを搭載し、初めて200km/hの壁を突破した歴史的マシンである。クランクシャフトから取り出された動力は、最終的にチェーンを介して後輪に伝えられる。
-
戦前のグランプリで活躍した「メルセデス・ベンツW154 シルバーアロー」(1939年)。
-
「メルセデス・ベンツW154 シルバーアロー」(1939年)のコクピット。その先の長いノーズには、スーパーチャージャー付きのV12エンジンが収められている。
-
レーシングカーに並んで、セダンの姿も見られた。この「メルセデス・ベンツ600」(1969年)は、6.3リッター(250hp/4000rpm)のV8エンジンを搭載。スポーツカーを追いまわせる“スーパーセダン”として知られた。
-
正面の縦目も迫力満点だが、クラシックなボディに2本出しのマフラーエンドもなかなか……「メルセデス・ベンツ600」のリアビュー。
-
ブース奥からテラスに出ると、目の前にはゴルフコースとペブルビーチが広がる。緑の芝に、紅白2台の「SL」が彩りを添える。
-
テラスにはもう1台、1961年式の「190SLロードスター」が飾られていた。エンジンルームを見せてもらうと、ご覧のとおり。まるで、昨日工場から出てきたばかりのような……。
-
海岸に最も近いメルセデスのブースを出て、丘の上へと広がる各メーカー・団体の展示へと歩を進める。と、目にとまったのが、タイヤメーカー ヨコハマのブース。さりげなく置かれていたのは、日本でも発売が期待されている「トヨタFT-86」のアメリカ版「サイオンFR-Sコンセプト」。しばし観察。
-
海岸に最も近いメルセデスのブースを出て、丘の上へと広がる各メーカー・団体の展示へと歩を進める。と、目にとまったのが、タイヤメーカー ヨコハマのブース。さりげなく置かれていたのは、日本でも発売が期待されている「トヨタFT-86」のアメリカ版「サイオンFR-Sコンセプト」。しばし観察。
-
海岸に最も近いメルセデスのブースを出て、丘の上へと広がる各メーカー・団体の展示へと歩を進める。と、目にとまったのが、タイヤメーカー ヨコハマのブース。さりげなく置かれていたのは、日本でも発売が期待されている「トヨタFT-86」のアメリカ版「サイオンFR-Sコンセプト」。しばし観察。
-
外に向かって鋭いエッジが立ったホイールは、独特のデザインだ。スポークにSCIONの文字が見られるが、じつはこのクルマ、タイヤのパターンにまでSCIONのロゴが入れられている。
-
こちらは韓国、ヒュンダイのブース。手前のセダンは「ヒュンダイ・ソナタハイブリッド」。サイドのキャラクターラインや天地の低いグラスエリアがシャープな印象を与える。