「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2018」(後編:イベント広場&パドック/フォーミュラE編)
2018.12.06 画像・写真2018年12月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで開かれた「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2018」。後編ではイベント広場やパドックの様子に加えて、間もなく開幕を迎えるABBフォーミュラE選手権2018/2019年シーズンに日本メーカーとして初めてワークス参戦する「日産フォーミュラE」や、先日公開された新型「リーフ ニスモRC」の国内初走行など、この日のメインイベントともいえるシーンを紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/20グランドスタンド裏のイベント広場にあるメインステージに出場全ドライバーと監督、ニスモアンバサダーが登壇したオープニングセレモニー。ドライバーを代表して松田次生選手、監督を代表して日産系チーム総監督を務める田中利和氏があいさつした。
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2/20オープニングセレモニー終了後、ドライバーと監督はファンが待つ“花道”を通り、ハイタッチやサインのリクエストに応えた。これはSUPER GTのGT500でニスモのワークスカーである「モチュール・オーテックGT-R」を駆った松田次生(写真中央右側)とロニー・クインタレッリ(同左側)。
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3/20ファンにとってニスモフェスはパーツやグッズなどを手に入れる貴重な機会でもあるが、最も長い列ができていたのは限定ミニカーの販売コーナー。
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4/20こちらが限定ミニカー。1/18、1/43、1/64の「GT-R」が中心のラインナップ。
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5/20これも毎回好評の、実際にニスモのマシンに使われたパーツ類などを販売するガレージセール。右奥の「GT-R」用CFRP(カーボンファイバー)製リアカウル(40万円)やその隣のボンネット(8万円)は、撮影した午前9時前の時点ですでに売約済みだった。混乱を避けるため、こちらも入場制限されており、後ろに見えるのは順番待ちの来場者の列。
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6/20パドックにはタイヤやオイルメーカー、チューナーやショップなどのブースが所狭しと並び、いずこも大盛況。中でもひときわたくさんのギャラリーを集めていたのは、KONDO Racingとのコラボレーションでスーパー耐久に参戦している日産自動車大学校。これは近藤真彦監督とドライバー、スタッフによるトークショーに続いて、学生によるピットワークシミュレーション(タイヤ交換)が行われているところ。
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7/20チューナーやショップのブース風景。今年創設50年を迎えた老舗の東名パワードは、往年の丸善テクニカ・カラーにちなんだ装いの「GT-R」(R35)を展示。
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8/20近年レストアされた、グループA仕様の「スカイラインGT-R」(BNR32)を展示していたHKS。
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9/20トラスト(GReddy)、トップシークレット、ブリッツなどのチューナーのブース。
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10/207thこと7代目R31「スカイライン」の専門店であるR31 HOUSE。手前は1987年にグループAホモロゲーションモデルとして800台限定でリリースされた「2ドアスポーツクーペGTS-R」。
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11/20ニスモはいずれもガンメタに塗られたBNR32、BCNR33、BNR34の「スカイラインGT-R」とR35「GT-R」という歴代GT-Rのセットアップコンセプト「Clubman Race Spec」などを展示。
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12/20BNR32、BCNR33、BNR34用のRE26DETTをチューンし、最高出力450ps、最大トルク471Nmを発生するというニスモの「R2」。部品代と工賃でおよそ480万円。
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13/20今回のメインイベントともいえる、日本のメーカーとして初めてワークス参戦するABBフォーミュラE選手権用マシン「日産フォーミュラE」の国内初デモラン。リザーブ兼テストドライバーを務める高星明誠がステアリングを握ってコースイン、ホームストレートを疾走したのちにドーナツターンを披露した。
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14/20続いて、これも初走行披露となる新型「リーフ ニスモRC」(写真奥)を2台従えて、「フォーミュラE」がホームストレートを何度か往復。
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15/20最後は2台の「リーフ」を加えた5台のEVがホームストレートを走行。風切り音とタイヤのスキール音、そしてわずかなモーター音のみが響く、新時代のデモランは終了した。
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16/20デモラン終了後、ホームストレート上に5台のEVが整列。(写真前列左から)ニスモの片桐隆夫CEO、グローバルモータースポーツダイレクターのマイケル・カルカモ、リザーブ兼テストドライバーの高星明誠、レギュラードライバーのオリバー・ローランド、シミュレータードライバーのヤン・マーデンボローが登場して、フォーミュラE参戦への意気込みを語った。
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17/20ホームストレート上に出場全ドライバー、監督、ニスモアンバサダーとレースクイーン、そして出走マシンがそろったフィナーレにおける表彰シーン。今季のスーパー耐久 ST-Xクラスで「Y's distraction GTNET GT-R」を駆ってシリーズチャンピオンを獲得した藤波清斗、星野一樹、浜野彰彦(左から)が、サーキットのお仕事体験に参加したキッズから花束を贈られた。
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18/20これもフィナーレにおける光景。来季のニュルブルクリンク24時間に参戦するKONDO Racingの「GT-R ニスモGT3」が、近藤真彦監督のドライブで登場した。
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19/20SUPER GTでもおなじみの日産応援団。この日も終日、女性を含む旗手がグランドスタンド最前列でフラッグを振り続けた。
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20/20フィナーレに並んだ、「日産フォーミュラE」と直前に行われたNISMO GP 2018の出走マシン。ホームストレート上のブリッジには“See you again!”の文字が。