webCG編集部員の「FUTURE EXPO」探訪記(前編)
2019.10.25 画像・写真「近未来の日本に入国体験!」といううたい文句のもと、MEGA WEB会場で開催される体験型エキシビション「FUTURE EXPO」。業界の垣根を越えた東京モーターショー初の催しを、webCG編集部員が写真とともにリポートする。(後編へ)
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1/30有明の展示エリアから「ゆりかもめ」でMEGA WEBに到着した取材陣。2階から館内に入ったところ、「FUTURE EXPO」のエントランスとおぼしき場所はなく、いきなり展示スペースが始まっていた。正しい入り口はどこ? 来場者の動線はどうなってんの? きょろきょろしつつ、とりあえず国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の、水素エネルギーにまつわる展示を撮影。
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2/30奥へ進むと、燃料電池車の「トヨタ・ミライ コンセプト」の姿が。次期型の「ミライ」は、現行型とは大きくイメージが変わりそうですね。
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3/30その向かいには、ホンダの「クラリティ フューエルセル」が水と電気で水素を生成するスマート水素ステーションとともに展示されていた。電気自動車は一気にラインナップが拡充しそうな昨今、燃料電池車も頑張ってほしいものである。
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4/30さらに奥へ進むと、展示のテーマは水素エネルギーから宇宙へ。
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5/30日本初となる、民間開発の月着陸船による月面着陸と月面探査という、2つのミッションを行うプログラム「HAKUTO-R」のローバ(月面探索車)。
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6/30こちらはトヨタとJAXAが共同研究を進める「有人与圧ローバ」の模型。
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7/30後ろ姿は写真のごとし。
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8/30「有人与圧ローバ」の脇には、写真のようなフィギュアが。有人与圧ローバは燃料電池車なので、水素タンクの交換を表した模型なのかもしれない。
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9/30こちらは「有人与圧ローバ」に装着されるブリヂストン製のタイヤ。まずはその大きさに驚いてほしい。
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10/30「有人与圧ローバ」のタイヤはゴムではなくスチールワイヤーで出来ている。
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11/30ここにきて、2階の展示エリアが1階のそれとつながっていないことが判明。いったん展示エリアの外へと引き返す(本当、動線はどうなってんの?)。去り際に写真の青い猫に話しかけられたが、バーチャルキャラクターと会話できるほどコミュニケーション能力のない記者はしどろもどろ。「コミュニケーション能力に自信あり」という読者諸兄姉は、記者に代わってリベンジしてほしい。
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12/30エスカレーターで1階へ下り、ラグビーワールドカップや、オリンピック・パラリンピック関連の展示の方へと歩いていくと、ようやく「FUTURE EXPO」の文字が。
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13/30ゲート付近に置かれていたこちらは、通行パスと顔認識の両方を用いた認証システム。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、スタッフの認証に同様のシステムが用いられるのだとか。
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14/30「未来の日本への入国」をイメージしたというゲートを通ると、またしても、先ほど記者を苦しめた青い猫が。実はこの猫、会場を案内する「FUTURE EXPO」のバーチャルキャラクターなのだ。
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15/30ちなみに、会場案内のバーチャルキャラクターには写真のようなお姉さんもいます。平成どころか昭和生まれの記者は思いました。「どこかに、生身の人間の案内係はいないのか?」
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16/30ここでようやく“展示らしい展示”が登場し、思わず安堵。こちらはNECが開発している巨大ドローン。NECは“空飛ぶクルマ”も試作しているが、こちらは人が乗れないタイプ。NECなどの企業は、“飛行機”と“ドローン”の線引きについて国土交通省などと協議しつつ、開発を進めているという。
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17/30NECの巨大ドローンを通過すると、いよいよ1階エリアの本格的な展示がスタート。
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18/30こちらは、解錠に手のひらの静脈認証を用いたロッカー。説明の通り、利用に際しては「コインはもちろん、スマホも不要です。」
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19/30会場内でまず目を引かれたのが、トヨタのコンセプトカー「LQ」。AIエージェントを搭載した自動運転のコンセプトカーだ。
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20/30ちなみにこのクルマ、ヘッドランプの変化で写真のように表情が変わる。さきほどまでのバーチャルキャラクターより、こちらの方が親近感が湧くのはワタシだけ?
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21/30「トヨタLQ」のインテリア。フロアとルーフの両方にイルミネーションが仕込まれている。
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22/30「トヨタLQ」のシート。
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23/30コントローラーは「プリウス」などでおなじみのトラックボール式のようだ。
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24/30クルマとコミュニケーションをとる際には、こちらの小窓に表示されるデザインの変化で、AIエージェントの反応が表現される。人の顔を「どーん」と映す方が分かりやすいのだろうが、個人的には、やはりこれくらい“控えめ”な方が、安心して接せられる。
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25/30「トヨタLQ」のリアビュー。先ほどまでのバーチャルキャラクターじゃなくて、このクルマのAIエージェントに会場の案内をお願いしたくなった。
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26/30こちらのブースでは、VRによって「トヨタLQ」でのドライブを疑似体験できる。AIエージェントやカーシェアリングがもたらす未来に興味がある人は、ぜひお試しを。
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27/30VRによる疑似体験といえば、地味に人気だったのが「スズキ・ジムニー」のドライビングシミュレーター。現行ジムニーは発売から1年以上がたつが、興味がある人は後を絶たないようだ。
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28/30こちらはNTTドコモとコマツが共同開発している、重機の遠隔操作システム。労働人口の減少が懸念される日本。将来は、こうした技術の普及が切実に求められるようになるのかもしれない。
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29/30展示はブース内だけにあらず。会場内を闊歩(かっぽ)していたこちらの御仁は、ALSOKこと綜合警備保障の自律走行型警備ロボット「REBORG-Z」。デジタルサイネージ付きで、ゲームも楽しめるとのこと。
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30/30こちらはパナソニックの「HOSPI Signage」。3面に巨大サイネージを備えた、文字通りの「走る広告塔」だ。高性能センサーと高度な障害物回避アルゴリズムにより、歩行者や障害物に接触することなく走行できるという。スズキ、ダイハツ、ヤマハと東京モーターショーでの出展も多かったことだし、今後はこうした「人と共生する自律走行ロボット」の開発が、急速に進むのかもしれない。