吉田由美の、有趣的「北京モーターショー」リポート
2010.05.11 画像・写真中国の首都北京で、アジア最大のオートショーが開幕! ちょっと不思議な会場の様子を、カーライフエッセイストの吉田由美が写真で紹介します。

北京モーターショーのプレスデイ前日、メルセデス・ベンツの前夜祭に出席しました。この場所がスゴイ! 天安門のすぐ近くにある「前門23号」は元アメリカ領事館を改築したもので、イタリアンやフレンチのレストラン、ほかにもスペイン料理や日本料理のレストランが並ぶ、北京の新しい観光名所だとか。ここを借り切ったメルセデス・ベンツの、中国市場に対する気合いを感じます。
-
北京モーターショーのプレスデイ前日、メルセデス・ベンツの前夜祭に出席しました。この場所がスゴイ! 天安門のすぐ近くにある「前門23号」は元アメリカ領事館を改築したもので、イタリアンやフレンチのレストラン、ほかにもスペイン料理や日本料理のレストランが並ぶ、北京の新しい観光名所だとか。ここを借り切ったメルセデス・ベンツの、中国市場に対する気合いを感じます。
-
北京モーターショーで初めてお披露目された新型「マイバッハ」の前で歌っているのは、歌姫レオナ・ルイス。いま大人気の彼女がライブだなんて……目の前のサプライズに、世界各国から招待されたプレスもうっとり。
-
会場マップ。しかし、何度見ても“館”がひとつ足りません!(笑)
-
会場内に入るには、二段階のチェックが必要です(写真は建物内部でのセキュリティチェックの様子)。ずらりと並ぶのは、パス認識機。自分のプレスパスを機械に差し込んで、通過します。
-
中国のひとは、見るからに値段の高そうなクルマが大好き(?)。何でもロングにしてしまいます、この「ハマー」のように。リムジンタイプのクルマがやたらと目につきます。乗ってみたいですね〜。
-
以前に比べれば“そっくりカー”の数は減りましたが、よく見るとエンブレムにもそっくりさんが……。 こちらのベントレーに似たエンブレムは、ロゴが「R」。ロールス・ロイスとベントレーのコラボ!? という感じ。その正体は、中国メーカー「RIICH」です。
-
中国らしさが随所に感じられる、北京ショーの会場。クルマにかけられているベールがゴールド! これはだいたい中国のメーカーです(ほかの国では黒が多いのですが)。縁起もよさそうだし、何か風水的なものから来ているのかもしれませんね。
-
日本メーカーはトヨタ以外は社長が訪中し、中国市場の大切さをアピール。とはいえ、トヨタ&レクサスブースは、この中国で過去最大の展示スペースを確保しました。長さは180m!!(驚) そこに現地生産の「プラド」をはじめ、ハイブリッドカー「FT-CH」、「FT-86コンセプト」など28台が展示されました。
-
こちら、東館E9ホールは“スーパーカー・ホール”。なかでも人気ナンバーワンは、フェッラーリ! 目玉は「フェラーリ599GTO」。335km/hの最高速を誇ります。ちなみに、GTOは「Gran Turismo Omologato」の略。
-
中国メーカーの車名は漢字で書かれているものも多いので、それを見るのも楽しみです。このクルマは長安汽車(CHANA)の「美人魚」。英語だと何て読むんでしょう?
-
女性モデルはもちろん、男性モデルも意外に多い! 同じようにクルマの横に立っているのですが……ほかのモーターショーでは、こういった光景はほとんど見られません。中国的文化なのかも。ちなみにこちらのクルマは「スズキ・キザシ スポーツ」。ふつうの「キザシ」の横は、女性モデルでした。
-
吉利(ジーリー)の「Geely stop-Go System」とは、アイドリングストップ機能のことだと思います。漢字を見ると、なんとなくイメージがわきますね。
-
こちらはプラグインハイブリッド車。漢字だと「挿入式混合動力」と書くんですね。今回のモーターショーを見る限り、他国のモーターショー同様、中国にもエコの波がやってきていると感じます。
-
「小貴族」は、「スマート」そっくりのコンパクトカー。もとい、パクリカーの代表選手。スマートがトラ柄で出展してたと思ったら、小貴族も同じ装い。ここまで徹底してたらあっぱれです!
-
フェラーリブースの斜め前で、日本のミツオカブースも賑わっていました! ミツオカは今回、中国初出展で、中国メディアも多数取材に来ていました。こちらは「オロチ(大蛇)」デザイナーの青木さん。ちなみに「卑弥呼」は中国では「女王」という名です。
-
海馬汽車の「王子」は色の名前が面白い。このウルトラマンカラーには「白鳥王子」、後ろのブルーには「海馬王子」、そして緑には「青蛙王子」というプレートが付いていました。
-
中国で好調の日産は、新型「マーチ」をお披露目。個人的には、個性が薄くなったようで残念です……。そういえば同じようなコメント、前回の「バンバンバンコクモーターショー」でもしてましたね。(笑)
-
スポーツカーもハイブリッドの時代へ。「ポルシェ918スパイダー・コンセプト」はプラグインハイブリッド。3.4リッターで最高速は320km/h。肝心の燃費は、欧州複合モードで33.3km/リッターを達成しています。エコとスポーツの両立はこれから当たり前になるのかも。
-
今回の北京モーターショーでお披露目された「メルセデス・ベンツ シューティング ブレーク コンセプト」。前から見るとクーペなのに実はワゴン。スタイリッシュな4人乗りクーペスタイルのワゴンです。
-
ショー会場には上海万博のキャラクター「海宝」の姿も! 実は北京モーターショーではなく、上海万博で発表されるクルマもあるそうですよ。