
1-2は幻となったが、終わってみればレッドブル1-3フィニッシュ。マーク・ウェバー(右から2番目)は今季初、昨年のタイトル決定戦ブラジルGP以来となる自身通算3勝目をあげた。2位はスペインのヒーロー、フェルナンド・アロンソ(同3番目)、3位セバスチャン・ベッテル(同1番目)。(写真=Red Bull Racing)
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1-2は幻となったが、終わってみればレッドブル1-3フィニッシュ。マーク・ウェバー(右から2番目)は今季初、昨年のタイトル決定戦ブラジルGP以来となる自身通算3勝目をあげた。2位はスペインのヒーロー、フェルナンド・アロンソ(同3番目)、3位セバスチャン・ベッテル(同1番目)。(写真=Red Bull Racing)
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第3戦マレーシアGPのようなスタートミスなく、ウェバー(写真先頭)がポールポジションからトップを守った。優勝争いはこの時点で決したといっていい。(写真=Red Bull Racing)
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序盤のレッドブル1-2体制は長続きせず。2位ベッテル(写真後ろ)は、ミクスチャーを調整しエンジンレブをあげてもいい、というチームからの“許し”が出ても、トップのウェバー(同前)に追いつけないばかりか徐々に引き離されてしまった。終盤、ブレーキが限界寸前にまですり減りスローダウン。しかしチームのリタイアの決断に待ったをかけ、しぶとく走り切って3位の座をもぎ取った。(写真=Red Bull Racing)
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今年のフェルナンド・アロンソ(写真)は不思議とついている。4強の真ん中程度のマシンパフォーマンスで開幕戦優勝。今回も予選4位から押しも押されもしない4位独走、その後ベッテルとルイス・ハミルトンのトラブルに乗じて2位表彰台を手に入れた。地元の熱狂的なファンは2006年に優勝したときと同じように大興奮。チャンピオンシップではトップから3点差の2位につけた。チームメイトのフェリッペ・マッサは予選9位から6位完走とぱっとせず。(写真=Ferrari)
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予選でレッドブルに1秒近い大差をつけられ3位に甘んじたマクラーレンのハミルトン(写真)。レースペースは好調で、ピットストップのタイミングでベッテルを抜き2位に昇格したのだが、ゴール目前にホイール起因と思われるタイヤバーストに見舞われクラッシュ。18点とチャンピオンシップ2位の座を逃がした。チームメイトのジェンソン・バトンは、ミハエル・シューマッハーに先行されてから終始メルセデスに抑えられ結果5位。(写真=McLaren)
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4年ぶりにカムバックしたミハエル・シューマッハー(写真)の復活を印象付ける1戦。これまで僚友ニコ・ロズベルグがランキング2位と善戦した陰で、元チャンピオンは精彩を欠く走りで結果を残せていなかった。今回初めて予選でロズベルグを上回り6番グリッドを獲得。モディファイを受けたメルセデスのマシンと、相性のいいシャシーへのスイッチで勢いに乗りたかったのだが、タイヤ交換後のペースが思わしくなく4位に終わった。ロズベルグは8番グリッドからスタートでコースオフ、ピットで時間がかかり、13位でレースを終えた。(写真=Mercedes Benz)
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好調だった冬のテストから一転、シーズン突入後に苦戦をしいられていたザウバーは、スペインでようやく帳尻が合ってきた。小林可夢偉(写真)は予選Q3進出で10番グリッド獲得。予選12位の地元のベテラン、ペドロ・デ・ラ・ロサとともに上位を狙ったが、2人とも運が味方してくれなかった。小林はスタート直後にロバート・クビサと接触したことで順位を落とし、その後はビタリー・ペトロフに抑え込まれ結果12位完走。デ・ラ・ロサもセバスチャン・ブエミと当たりタイヤを痛め、早々にリタイアをきっした。(写真=Sauber)
『第5戦スペインGP「4分の1の4強関係」【F1 2010 続報】』の記事ページへ戻る