
日本GPの表彰台に立った面々。優勝したレッドブルのセバスチャン・ベッテル(左から3番目)は、今季初めて2連勝したドライバー。チャンピオンシップでもトップに4点差まで詰め寄った。2位に入ったフェラーリのフェリッペ・マッサ(一番左)は約2年ぶりのポディウム。そして3位、ザウバーの小林可夢偉(一番右)にとってはキャリア初表彰台だ。(Photo=Sauber)
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日本GPの表彰台に立った面々。優勝したレッドブルのセバスチャン・ベッテル(左から3番目)は、今季初めて2連勝したドライバー。チャンピオンシップでもトップに4点差まで詰め寄った。2位に入ったフェラーリのフェリッペ・マッサ(一番左)は約2年ぶりのポディウム。そして3位、ザウバーの小林可夢偉(一番右)にとってはキャリア初表彰台だ。(Photo=Sauber)
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予選2位を獲得したベルギーGPではスタートで大失敗した小林。今回は母国のプレッシャーも何のその、3番グリッドからレース序盤を2位で走行。ピットストップで3位に後退するが、終盤ジェンソン・バトンの猛追を振り切って、自身初めて、そして1990年日本GPの鈴木亜久里、2004年アメリカGPの佐藤琢磨以来となる日本人ドライバーによる3位表彰台を見事ものにした。チームメイトのセルジオ・ペレス(今回のレースではリタイア)が来季マクラーレンに移籍することが決まったが、小林の2013年は未定のまま。この3位で勢いに乗りシートを確保したいところだ。(Photo=Sauber)
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スタートでトップを守ったベッテル(先頭)、2位で続く小林の後方ではクラッシュが相次ぎ、セーフティーカーが導入された。写真右側、この後ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソに当たりリタイアに追い込むキミ・ライコネンの黒いロータスが、行き場を失いコースオフしているのが分かる。(Photo=Red Bull Racing)
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今季限りで(今度こそ本当の)引退を表明したメルセデスのミハエル・シューマッハー(写真前)。日本でのラストランは、前戦シンガポールGPで事故を起こしたペナルティーにより10グリッド降格の23番グリッドからスタート。最後はトロロッソのダニエル・リチャルドを激しく攻め立てたが、入賞圏にわずかに届かず11位完走。(Photo=Mercedes)
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暗く長いトンネルを脱したように見えるのが、フェラーリのマッサだ。ポイントリーダーのアロンソに対し、優勝はおろか表彰台すら手に入れられなかったブラジリアン。ここ鈴鹿では予選こそ失敗したものの、10番グリッドからスタートの混乱に乗じ4位、ピットストップで2位までのぼりつめ、2010年韓国GPを最後に遠ざかっていたポディウムに久々にのぼった。(Photo=Ferrari)
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予選3番手タイムがギアボックス交換のペナルティーで8番グリッドとなってしまったマクラーレンのジェンソン・バトンは、スタートで一気に3位に上昇。小林とともにマッサに先行されるも、終盤に見せたザウバー追走劇は、鈴鹿に詰めかけた観客の手を汗でびしょびしょにしたに違いない。昨年の日本GPウィナーは、結局小林を抜くことはできず4位。(Photo=McLaren)
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4年連続のポールポジションから文句なしの完勝。初タイトルを獲得した2010年と同じように、ここ鈴鹿での勝利でタイトル獲得に弾みをつけたいベッテルは、あと4点でチャンピオンシップをリードできるポジションにまで上がってきた。(Photo=Red Bull Racing)
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来季、マクラーレンからメルセデスへ移籍することを表明したルイス・ハミルトンは、日本GPで精彩を欠いた。予選9位、決勝では5位まで挽回し完走。チャンピオンシップではトップのアロンソから42点離され4位。(Photo=McLaren)
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6番グリッドからまさかの0周リタイア、無得点に終わったポイントリーダーのアロンソ。ベッテルに4点差に詰め寄られたフェラーリのエースは、厳しいポジションに立たされた。残り5戦、スクーデリアがマシンパフォーマンスを飛躍的に上げてこない限り、アロンソ3度目のタイトルは難しいかもしれない。(Photo=Ferrari)
『第15戦日本GP「残り5戦は“ミニ・チャンピオンシップ”」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る