吉田由美の“撮っておき”デトロイトショー2010 (前編)
2010.01.21 画像・写真2010年1月11日に開幕した北米のデトロイトショー。その取材がすっかり年初の恒例行事となっている(?)カーライフエッセイストの吉田由美が、会場からとっておきの写真をお届けします。(文と写真=吉田由美)

デトロイトモーターショーの正式名称は「North American International Auto Show」(北米自動車ショー)、略して「NAIAS」。デトロイトのダウンタウンにあるコボセンターが会場です。
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デトロイトモーターショーの正式名称は「North American International Auto Show」(北米自動車ショー)、略して「NAIAS」。デトロイトのダウンタウンにあるコボセンターが会場です。
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今年も真っ先にプレスカンファレンスを行ったフォード。コボセンターの中で一番広い「コボホール」で開催されました。写真の人物は、フォードグループの会長ビル・フォード氏。創始者ヘンリー・フォードのお孫さん。
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フォードの目玉は何と言っても世界戦略車の新型「フォーカス」。ハッチバックとセダンが登場。2011年には、このフォーカスをベースにした電気自動車、さらに2012年にはプラグインハイブリッド車が市販される予定。
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フォルクスワーゲンはダンサーを従えて「ニューコンパクトクーペ」を世界初公開! サプライズでした。TSIエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドで、燃費はかなり期待できそう!!
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BMWからは「1シリーズクーペ」をベースにした電気自動車「コンセプト・アクティブE」が登場。航続距離は約160km。4人乗車できるのも実用的。
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カメラあるところにセレブあり! 独ダイムラー会長のDr.ディーター・ツェッチェ氏がテレビのインタビューを受けているところに遭遇。それにしてもツェッチェさんの、お髭の伸びっぷり……お見事!
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会場のコボセンターの外に出てみました。プレスデイ初日は吹雪で前の道路も大混雑。デトロイトはなぜか馬に乗った警察がパトロールしています。もしかしたらモーターショー期間中だけかもしれませんが……。
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コボセンターの道の反対側には、昨年と同様にデモが。ただ、テレビでの採り上げかたに比べ、実際の参加人数は少なかったです。
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今回の目玉のひとつ、「ホンダCR-Z」の市販車バージョン。1.5リッターのi-VTECエンジンをベースとするホンダのハイブリッドシステムIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を採用し、燃費は25km/リッター。
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こちら「ホンダCR-Z」の車内の様子。デザインそのものは結構シンプル。日本、北米、欧州など、仕向け地によってランプ類の仕様が異なるそうです。
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元ホンダF1担当者の胸元に「夢バッジ」を発見! 聞けば、本田宗一郎氏直筆の文字をかたどったもので、「アメリカホンダでは大流行中です」とのこと。東京青山の本社でも販売しているそうです。
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北米の自動車雑誌『モーター・トレンド』誌の「2010 Sport/Utility of the Year」を受賞した「スバル・アウトバック」。北米カー・オブ・ザ・イヤーでも最終選考まで残っていたし、かなり評価が高いようです。
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小型ワゴンGMCの「グラナイト」は、“メカ子ブタ”みたいな愛らしいデザインで個人的に好き。サイズはトヨタの「カローラルミオン」と同じくらい。アメリカにもやっとダウンサイジングの波がやってきたみたい。
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ヒュンダイは、「Hyundai Hope On Wheels」という小児がんと闘う子供たちへの基金を設立し、「サンタフェ」で米国内を周っている。現在1240万ドルが集まったそうです。車体を彩る手形は、子供たちのもの。
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フィアットと提携関係にあるクライスラーのブースには、フェラーリが展示されていました。ちなみに、フェラーリやランボルギーニなどは、デトロイトショーの会期中、市内のホテルでスーパーカーショーを独自開催していたのだとか。
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MINIブランド初のSUV「MINIビーチコマー」がコンセプトカーとして登場。この時期、昼間でも気温0度という極寒のデトロイトで、なぜ?? という気もしますが……早く乗ってみた〜い!
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MINIのブースには“ジョーズ”がいました。「MINIビーチコマー」のカンファレンスに登場したサメです。アメリカ人にとっては、「ビーチ=ジョーズ」なのかも。ひえ〜〜〜っ
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シボレーのプレゼンテーションで主役をはったのは、「ボルト」「スパーク」「アベオRS」「クルーズ」のコンパクト4兄弟。なかでもアベオRSは、これが世界初公開。韓国のGM大宇(デーウ)が開発したコンセプトカーです。
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クライスラーは急きょ、カンファレンスが取りやめに。フィアットとの提携の影響か、ブースにはクライスラーのプレートを付けた、「ランチア・デルタ」のそっくりさんが。
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北米カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは「フォード・フュージョン/フュージョンハイブリッド」。トラック・オブ・ザ・イヤーも同じくフォードの「トランジット・コネクト」。アメ車復活の兆しでしょうか。