
ルイス・ハミルトン、今季初優勝。過去9戦で9点しか獲得できず、しかも第4戦バーレーンGPから連続ノーポイントだったディフェンディングチャンピオンが、10戦目にしてようやく王者らしい戦いぶりを披露し、ライバルを圧倒した。「MP4-24」が不得意とする高速コーナーのないハンガロリンクでマクラーレンは息を吹き返し、前年のハンガリーGP勝者、ヘイキ・コバライネンも5位入賞を果たした。(写真=Mercedes Benz)
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ルイス・ハミルトン、今季初優勝。過去9戦で9点しか獲得できず、しかも第4戦バーレーンGPから連続ノーポイントだったディフェンディングチャンピオンが、10戦目にしてようやく王者らしい戦いぶりを披露し、ライバルを圧倒した。「MP4-24」が不得意とする高速コーナーのないハンガロリンクでマクラーレンは息を吹き返し、前年のハンガリーGP勝者、ヘイキ・コバライネンも5位入賞を果たした。(写真=Mercedes Benz)
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フェリッペ・マッサの事故により、精神的に困難な戦いを強いられたフェラーリ。唯一の出走となったキミ・ライコネンが2位でフィニッシュ、沈んだチームに朗報をもたらした。(写真=Ferrari)
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2連勝中のレッドブルは、予選でセバスチャン・ベッテル2位、マーク・ウェバー(写真)3位と、苦しむブラウン勢を尻目に好位置をキープ。しかしベッテルはスタートで出遅れ、ライコネンとの接触でサスペンションを壊し手痛いリタイア、無得点に。ウェバーも、コースでハミルトン、ピットでライコネンにかわされ3位と、チーム3連覇を逃した。チャンピオンシップではリーダーのジェンソン・バトンに2位ウェバーが18.5点差に迫り、またコンストラクターズ選手権でも1位ブラウンと2位レッドブルのポイント差は15.5点にまで縮まった。(写真=Red Bull Racing)
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ポールシッターのフェルナンド・アロンソ(先頭)は、スタートからトップを守り最初のピットストップへ。だがルノーチームのミスでホイールナットが締まり切らないままコースに復帰し、走行中タイヤが脱落。燃料ポンプの問題もありリタイヤをきっした。表彰台を狙えるレースをふいにしたばかりか、レース後、ルノーにはスチュワードから脱輪の責任を問われ次戦ヨーロッパGPの出場停止が発表された。チームは不服としてアピールするという。(写真=Renault)
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ここ2戦の不調は涼しい気候が原因、と思われていたブラウン勢は、夏らしい気温のハンガリーでも大苦戦。シーズン前半に破竹の勢いで連勝していた面影はなく、ジェンソン・バトン(写真右)は今回7位2得点に終わった。ここ数戦のあまりのマシンの激変ぶりに、ポイントリーダーも改善の必要性を声高に訴えた。今年6勝しているバトンは、全戦で得点を続けており、ダメージをなんとか最小限に食い止めている。なおルーベンス・バリケロは10位完走。(写真=Brawn GP)
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トヨタの2台はメカニカルトラブルに足を引っ張られ、予選でヤルノ・トゥルーリ12位、ティモ・グロック(写真)14位とQ2どまり。だが決勝では、マッサ欠場に助けられ、さらに第1スティントを長めにとる作戦が奏功し、ポジションアップに成功。グロックは6位、トゥルーリ8位とダブル入賞を果たした。(写真=Toyota)
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トロロッソは、セバスチャン・ブルデーを更迭し、ハイメ・アルグエルスアリをデビューさせた。1990年3月23日生まれ、19歳のスペイン人は史上最年少で出走したドライバーとして記録された。初陣は落ち着いたドライビングで予選19位から15位完走。チームメイトのセバスチャン・ブエミ(こちらもルーキー)の前でゴールした。 (写真=Toro Rosso)
『第10戦ハンガリーGP「好機を逃さなかったチャンピオンの底力」【F1 09 続報】』の記事ページへ戻る