
“トワイライト・レース”のアブダビGPを制したロータスのキミ・ライコネン(左から3番目)、2位でゴールしたフェラーリのフェルナンド・アロンソ(同2番目)、そして3位に入ったレッドブルのセバスチャン・ベッテル(一番右)。(Photo=Red Bull Racing)
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“トワイライト・レース”のアブダビGPを制したロータスのキミ・ライコネン(左から3番目)、2位でゴールしたフェラーリのフェルナンド・アロンソ(同2番目)、そして3位に入ったレッドブルのセバスチャン・ベッテル(一番右)。(Photo=Red Bull Racing)
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レースのスタートシーン。ポールシッターのルイス・ハミルトン(先頭)がトップで1コーナーへ。2番グリッドのマーク・ウェバーは出だしが遅くライコネンに2位の座を奪われた。予選失格でピットスタートとなったベッテル(写真左側の先頭)は、グリッド上で出走できずピットへ戻されたHRTの1台とともに、全車が1コーナーを過ぎるまで待った。(Photo=Red Bull Racing)
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この週末を通じて上り調子だったマクラーレンのルイス・ハミルトン(写真)。今季6度目のポールポジションから快調にトップを走っていたが、20周目に突如ストップ、リタイア。燃圧の問題といわれている。チームメイトのジェンソン・バトンは5番グリッドから3位まで順位を上げたが、残り4周でベッテルに抜かれ結果4位。(Photo=McLaren)
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リタイアしたハミルトンに代わって首位の座についたのがライコネン。レース終盤にはアロンソに詰め寄られるが、既に主導権を掌握していた。GP復帰後18レースで得た勝利で今年8人目のウィナーとなった。(Photo=Lotus)
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さまざまなアップデートパーツに身を包んだフェラーリ「F2012」だったが、ランキング2位から首位ベッテルを追いかけるアロンソにとっては力量不足が否めなかった。課題の予選では7番手タイムがやっと。ベッテルの予選失格で13点のギャップを詰める最大のチャンスが訪れたが、ベッテルの大躍進で3点しか縮めることができなかった。それでも「とてもハッピー」と変わらぬ前向きな発言。残り2戦でも決して諦めない姿勢を貫く。(Photo=Ferrari)
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予選Q3で3番手タイムをマークしたポイントリーダーのベッテルは、その足でピットへ戻らずコース脇にマシンを止めた(写真)。これが今GPの“騒動”のきっかけとなり、ベッテルのレッドブルは燃料サンプルの容量不足で予選失格となる。ピットスタートから追い上げるもウイング破損で早々にまた最後尾へ。それでもクレバーかつアグレッシブな走りで次々と前車をオーバーテイクし、ついには3位まで順位をとりもどした。(Photo=Red Bull Racing)
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ザウバーの小林可夢偉(写真)は、15番グリッドからスタートで8位にジャンプアップ。その後チームメイトのセルジオ・ペレスがクラッシュの原因をつくりドライブスルーペナルティーで後退するのに対し、着実にポイント圏内で順位をキープし、10月の日本GPで3位に入って以来の入賞、6位でチェッカードフラッグを受けた。(Photo=Sauber)
『第18戦アブダビGP「F1における塞翁が馬」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る