
5年ぶりのアメリカGPを制した、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(写真右)。今シーズン4勝目、自身通算21勝目を飾った2008年チャンピオンは、今季限りで離れるマクラーレンのボス、マーティン・ウィットマーシュと表彰台で喜びを分かち合った。(Photo=McLaren)
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5年ぶりのアメリカGPを制した、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(写真右)。今シーズン4勝目、自身通算21勝目を飾った2008年チャンピオンは、今季限りで離れるマクラーレンのボス、マーティン・ウィットマーシュと表彰台で喜びを分かち合った。(Photo=McLaren)
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アメリカで初めて、F1開催のために新設された「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」(通称COTA)。その名物コーナーとなるであろう、急な上り坂のターン1めがけて突進していく24台のGPマシンたち。奇数グリッドが並ぶ走行ライン上のアウトサイド(写真左側)と、汚れた偶数グリッド側でスタートの明暗が分かれた。(Photo=Red Bull Racing)
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予選で10分の1秒差の2位につけたハミルトンは、スタートで3位に後退するもすぐにマーク・ウェバーを抜き2位の座を奪還。トップのセバスチャン・ベッテルを視野に捉えながら機をうかがい、42周目、周回遅れに一瞬つまったレッドブルをオーバーテイクすることに成功した。ハミルトンはインディアナポリスでの5年前のレースに次いでアメリカGP2連勝。(Photo=McLaren)
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カナダGPで大クラッシュしたロバート・クビサの代役として、2007年のアメリカGPでBMWザウバーからF1デビューを飾ったベッテルは、くしくも同じ国で100戦目のメモリアルレースを迎えた。3連覇に王手をかけた今回、今シーズン6回目のポールポジションから首位を守り続けたが、目の前のバックマーカーを抜くのに手間取り、ハミルトンにその隙を突かれ結果2位でゴールした。タイトルを争うランキング2位のフェルナンド・アロンソが3位で終わったことで、10点あったポイント差は13点に拡大。1週間後の最終戦ブラジルGPで、史上最年少のトリプルワールドチャンピオンを目指す。(Photo=Red Bull Racing)
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17周目、それまで3位を走行していたウェバーのレッドブルが突如失速、リタイアした。原因は、この常勝チームのアキレスけんであるオルタネーターの故障だった。既に今年2回ベッテルを襲っているこの問題は、ここアメリカで3年連続となるコンストラクターズチャンピオンの称号を手に入れたレッドブルにとって、切実な懸念材料のひとつ。最終戦で再発すれば、ベッテルのタイトル争いに決定的な打撃を与えかねない。(Photo=Red Bull Racing)
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予選でタイヤをあたため切れず、不本意な9位に終わったフェラーリのアロンソ。ロメ・グロジャンのペナルティーで8番グリッドに繰り上がったが、偶数グリッドは走行ラインの外でスタートに不利だった。そこでチームは6番グリッドのフェリッペ・マッサにわざとギアボックス交換のグリッド降格ペナルティーを受けさせ、アロンソを7番グリッドに“移動”。レースではこの策が奏功しスタートで4位に、ウェバーのリタイアで3位に上がりそのままゴール。何とか次の最終戦までタイトル獲得の望みをつなげた。(Photo=Ferrari)
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コンストラクターズランキング5位の座をメルセデスから奪わんとしているザウバーだが、シーズン終盤にきて失速。アメリカGPでも、セルジオ・ペレスが予選15位からポイント圏外の11位完走、小林可夢偉(写真)は同16位から14位でレースを終え、無得点だった。最終戦を残し、メルセデスとのギャップは12点ある。(Photo=Sauber)
『第19戦アメリカGP「13点差で最終決戦へ」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る