
最終戦ブラジルGPを6位で終えたことで、3年連続ドライバーズチャンピオンとなったレッドブルのセバスチャン・ベッテル(写真中央)。既にコンストラクターズタイトル3連覇を決めていたチームのクルーたちと喜びを分かち合った。(Photo=Red Bull Racing)
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最終戦ブラジルGPを6位で終えたことで、3年連続ドライバーズチャンピオンとなったレッドブルのセバスチャン・ベッテル(写真中央)。既にコンストラクターズタイトル3連覇を決めていたチームのクルーたちと喜びを分かち合った。(Photo=Red Bull Racing)
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今年最後の表彰台に立ったドライバー。マクラーレンのジェンソン・バトン(写真左から3番目)は難しいコンディションで今季3勝目をあげた。タイトル獲得の必須条件である表彰台を確保、2位でフィニッシュしたフェラーリのフェルナンド・アロンソ(同一番左)は、3点差で栄冠まであと一歩のランキング2位。今季前半になかなか結果が残せなかったフェリッペ・マッサ(同一番右)はファイナルレースで好走をみせ、チームを助けながら3位完走。母国ファンの前で復活をアピールした。(Photo=Ferrari)
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「失うものは何もない」という決意を胸に、13点ビハインドで決戦にのぞんだ7番グリッドのアロンソ(写真手前)は、スタートの蹴りだしが悪かったレッドブル勢に襲いかかり、早々に表彰台圏内にジャンプアップ。栄冠への意気込みが伝わるスタートとなった。(Photo=Ferrari)
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4番グリッドからターン1までに7位に落ちたベッテル。直後にブルーノ・セナに追突されると180度スピンを喫しまさかの最後尾に。しかしタイトル防衛に燃えるベッテル&レッドブルは、天候、路面状況が刻々と変わる難しいコンディションで見事な挽回をみせ6位完走。アロンソに3点差をつけ連覇を達成した。(Photo=Red Bull Racing)
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レース序盤、ドライタイヤのままトップ快走を続けた2台。フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグ(写真前)は、2010年にウィリアムズでポールポジションを獲得したブラジルでトップを力走したが、雨で滑り、優勝を争っていたルイス・ハミルトンのマクラーレンに追突。ドライブスルーペナルティーを受けながら5位で完走した。ハミルトンはリタイアせざるを得なかったが、僚友のバトンが1位の座を守り切り最終戦で勝利した。(Photo=Force India)
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伝説のドライバーの最終章。308戦目、現役最後のレースを13番グリッドからスタートしたメルセデスのミハエル・シューマッハー(写真右)は、2007年チャンピオンのキミ・ライコネン(同左)と激しいポジション争いを繰り広げるなどし7位入賞を果たした。レース後には同じドイツ出身のベッテルに歩み寄り3連覇の偉業をたたえた、7度ワールドチャンピオンになったレジェンドは、最後の一年をランキング14位で終え、今度こそGPドライバーとしてのキャリアに終止符を打った。(Photo=Mercedes)
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最終戦でも小林可夢偉(写真右)の活躍が光った。14番グリッドからオープニングラップで10位、そしてセーフティーカー後の再スタートではレッドブルの2台をずばっと抜き5位、さらに4位まで順位を上げた。しかしレース残り2周となった時点で、7位シューマッハーを抜こうとしてスピン、結果9位入賞。この週末、ザウバーは来季のドライバーズラインナップを発表しており、そこに小林の名前はなかった。最終戦でのポイント献上と3年間の業績に、チーム代表のモニシャ・カルテンボーン(同左)は笑顔で応えた。今季入賞9回、日本GPでは自身最高位の3位を決め、ドライバーズランキングは12位だった。2013年に小林が収まるシートは未定である。(Photo=Sauber)
『最終戦ブラジルGP「激闘の20戦、僅か3点差で決着」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る