第22回フレンチブルーミーティング
2008.11.02 画像・写真フランス車の祭典「フレンチブルーミーティング」(FBM)も今回で22回目。今年は日仏友好150年、さらに、「シトロエン2CV」の生誕60周年といった記念の年でもある。10月25日の前夜祭で幕を開けた2008年度のイベントは、朝から冷たい雨の降る寒い日曜日に本番を迎えたのだが、全国からフランス車好きが集まって、家族一体になって楽しんでいた。そんな会場の様子を写真とともにリポートする。(文と写真=笹目二朗)

イベントの看板的な文字の代わりに、広場入り口の横断幕を写す。バックは「プジョー107D」。実は売り物で、ちょっと食指も動いたけど、黒という塗色がね……
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イベントの看板的な文字の代わりに、広場入り口の横断幕を写す。バックは「プジョー107D」。実は売り物で、ちょっと食指も動いたけど、黒という塗色がね……
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「ダチア・ロガン」。といっても、日本のクルマ好きには馴染みが薄いかもしれない。ルーマニア製の“廉価なルノー”ブランドだ。左ハンドルのマニュアルを欲しがっている筆者にはピッタリ(?) 3列シートで観音開きのバックドアをもつブレークもあるらしい。
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各車広場に集まりつつある、朝の風景。この頃はまだ雨が降っていたが、後半はピタリ止んだ。
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小さな子供にとってはクルマよりも水たまりで水遊びする方が面白いようだ。それを静かに見守る2CV。
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ドライバーズシートにおさまっているのは、ディズニー映画『トイ・ストーリー』のウッディ!? オーナーは人形作家かナ。こんな楽しみ方こそFBMの醍醐味。
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このダンボール製の2CVも良くできている。匠の手にかかればどんな材料でも芸術作品に。
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このパイケーキも巧いアイデア。食べても美味いに違いない!
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ジムカーナにも2CVの参加車は多い。このゼッケン60もブルーのストライプが上々。
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子供の表情がイイ。きっと、大きくなっても今日のことを忘れないだろう。後部ドアが無いのは意図的なもの。タイムトライアルではないので、これも楽しみ方のひとつか。……ココ以外なら目を剥く人もいるだろうけど。
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カングーでもジムカーナに参加はできます。
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キャトルのフルゴネット。これまたジムカーナ向きではないかもしれないが、FBMなら楽しめる!
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この2CVもここ数年の常連。雨が降っては幌より傘。
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大小親子のシトロエン。見ているだけでも微笑ましい。
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2CVのこの手の改造例は珍しくはないけど、労作であることはたしか。拍手!
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このおもちゃも物語性があっていい。もちろん後ろのチンクエチェントとルパン三世も見所だ。
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「シトロエンDS」系の今年の参加台数は、例年になく多かった。今頃まで当時のままの姿で生き残っているはずもなく、例外なくレストアされて綺麗な姿で参加している。当日は雨こそ止んだものの寒い一日で、ワンちゃん(フレンチブル?)も厚着させられている。
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それぞれの人、それぞれのクルマが、それぞれ好きなように楽しんでいるのがFMBの魅力。フランス車というくくりだけで、特にメーカー色の無いところがいい。
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「Hトラック」本来の使い方の見本。そのまま参加して、そのまま帰れる。
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「タルボ・サンバ」。これまた、珍しいクルマ。
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子供達恒例のお絵かき大会。ボクの選んだ一等賞はコレだ。 参加当初は700台程度、2CVやキャトルが大勢を占めていたこのイベントも、すっかり新しいフランス車が増えた。 毎年ここに来て考える。「フランス車の魅力って何だろう?」 それはきっと、自動車らしく最後までコキ使ってやれるということ。長〜く付き合えるのがフランス車の魅力なのだろう。