スター顔負け、ダイムラー・クライスラー会長がテレビCMで名演技
2006.08.03 自動車ニューススター顔負け、ダイムラー・クライスラー会長がテレビCMで名演技
いま、アメリカで話題のテレビCMがある。ダイムラー・クライスラーのもので、主演は、同社のディーター・ツェッチェ会長。学者っぽく生真面目な風貌だが、ジョークタップリの台詞や演技でオトボケをかましてくれる。
実はツェッチェ会長、クライスラー部門の社長時代から演技派俳優(?)として知られていた。
デトロイトショーやジュネーブショーなどでの新車記者会見では数々の“舞台劇”を披露。ピザ屋の配達係になったり、ギターリストを叱りつけるオヤジになったりと、シチュエーションもいろいろだ。
今回のテレビCMは、クライスラー部門全体のイメージアップ作戦の一環。テレビに加え、ラジオ、ウェブサイトでも、クライスラー、ダッジ、ジープに関するメカニズム/安全対策/新車保証/環境対策などについて、ツェッチェ会長自らが答えるカタチをとっている。そのウェブサイトは、ツェッチェ博士(Dr.Zetche=Dr.Z) に聞いてみよう(ask)ということで、 www.askdrz.comというURLとなっている。
現在、NASCARネクステルカップのダッジワークス、エバンハムモータースポーツの2台(No.9ケーシー・ケイン、No.19ジャーミー・メイフィールド)のボンネットには、ツェッチェ会長のデッカイ顔写真とwww.askdrz.comのロゴが貼りつけられ、レースに参戦している。
今年の自動車業界の主演男優賞は、ルノー/日産のゴーン会長をうっちゃって、ツェッチェ会長が獲得しそうだ。
(文=桃田健史(IPN)/写真=ダイムラー・クライスラー)
関連キーワード:
-->, 自動車ニュース