『頭文字D』でおなじみの「ハチロク」、MEGA WEBでレストア中!
2006.01.13 自動車ニュース『頭文字D』でおなじみの「ハチロク」、MEGA WEBでレストア中!
東京は臨海副都心にあるクルマのテーマパーク、「MEGA WEB(メガウェブ)」内の「ヒストリーガレージ」1階レストアピットでは、2006年2月19日まで「トヨタ・カローラレビンAE86」のレストア作業が一般公開されている。入場は無料。
■ハチロクも20年
「トヨタ・カローラレビンAE86」のレストア“公開”作業は、同じくヒストリーガレージ内で現在開催されている「レビン&トレノ展」の一環として行われているものだ。
「AE86」は、1972年3月に初代「カローラレビン」の「TE27」が世に出てから約10年後の、1983年にデビュー。FRの駆動方式と1トンを切る軽い車体がもたらす「クルマを操る楽しみ」に加え、吹け上がりに定評がある「16バルブDOHC1.6リッター(4A-GEU型)エンジン」、豊富なアフターマーケットパーツなどがその魅力とされている。
20年以上の歳月を経た今なおその人気は根強く、昨今では、人気コミック『頭文字(イニシャル)D』やドリフトコーナリング競技「D1グランプリ」の活躍で、ファンを魅了している。
しかし、AE86用純正パーツの供給は既に打ち切られており、コンディションの維持は次第に難しくなっているという。今回の催しはメンテナンスのヒントを得られる貴重な機会でもある。
レストア作業にあたるのは、斉藤忠夫氏と亀田明氏の2人の「トヨタ・マエストロ(名匠)」。来場者は、ガラス越しに作業を眺めることはもちろん、実際にピット内まで入り両氏から直接説明を受けることができる(安全管理は自己責任で)。
「質問などは大歓迎。興味のあるひとにはピットの中できっちり教えてあげますよ」とは、斉藤氏。
亀田氏も「(事故車が多かったせいで)板金修理の仕事で、これ(AE86)とばかり付き合っていた時期があったよ」と笑うが、その匠の豊富な経験こそ頼もしい限り。
日ごろメンテナンスに明け暮れているAE86オーナーはもとより、マニアには嬉しいイベントだ。
ベースとなる車両は、デビュー間もない1983年式3ドア「GTV」で、「過去に一度、(上級グレードAPEX仕様のカラーリングであった赤に)塗り替えられているらしい」とのことだ。
「レビン&トレノ展」の開催とともに2005年10月18日に着手されたレストア作業は、展示最終日の2006年2月19日まで約4ヶ月間をかけて完成される予定という。
2月4日(土)には、ハチロクで育った“ドリキン”こと土屋圭市氏を招いてのトークショーとパレード(レビン&トレノDAY)も予定されており、「日程的には厳しいが、できればそれに間に合わせたいんだ」とマエストロも気合十分で作業に取り組んでいる。
(webCG 関)
場所:MEGA WEB ヒストリーガレージ1階レストアピット
期間:2006年2月19日(日)まで無休。11:00〜18:00
入場無料
「カローラレビン&トレノ展」の詳しい情報はこちら↓
http://www.megaweb.gr.jp/Event/Levin_trueno/
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