【F1 2005】第8戦カナダGP決勝結果
2005.06.13 自動車ニュース【F1 2005】第8戦カナダGP、ライコネン3勝目で雪辱を晴らす
F1世界選手権第8戦カナダGP決勝が、2005年6月12日、カナダはモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキット(4.361km)を70周して行われた。
前戦ヨーロッパGPの最終ラップで勝利を逃したキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)が今シーズン3勝目を手に入れ雪辱を果たした。
2位はミハエル・シューマッハー(フェラーリ)で今年8戦して2度目(!)の表彰台、3位にはルーベンス・バリケロ(フェラーリ)が入り、不振スクーデリアは今季最良の結果に終わった。
4位フェリッペ・マッサ(ザウバー・ペトロナス)は今季自身ベストリザルト、5位にマーク・ウェバー(ウィリアムズBMW)、6位ラルフ・シューマッハー(トヨタ)ときて、7位デイヴィッド・クルタード、8位クリスチャン・クリエンとレッドブル・レーシングが2度目のダブル入賞を果たした。
自身2回目のポールポジションからスタートしたジェンソン・バトン(BARホンダ)は、タイトな最終コーナーの餌食となりリタイア。チームメイトの佐藤琢磨も、ギアボックス交換〜再出走を経て戦列を去った。
■トップ相次いで脱落
気温32度、蒸し暑いレースは荒れ模様。スタートでトップを奪ったルノー勢が先行するも、開幕戦ウィナー、カナダを得意とするジャンカルロ・フィジケラには油圧系トラブルが襲い、1位をチームメイトに明け渡した。
一方ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソは、後ろから追い上げるマクラーレンのペースに心を乱されたか、ドライビングミスで壁にマシンをヒットさせ、今年初めてのリタイアをきっした。
これで今年初Vが見えてきたファン・パブロ・モントーヤのマクラーレンは、バトンのクラッシュで導入されたセーフティカー中にピット出口の赤信号を無視し失格。かわってトップに立ったライコネンに、勝利の女神が微笑んだ。
8戦を終え、チャンピオンシップをリードするアロンソと、ランキング2位のライコネンとの差は22点に縮まった。
北米2連戦の次はアメリカ。決勝は6月19日に開催される。
(webCG 有吉)
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