IRL第7戦カンサス、ライスが0.0051秒差で制す
2004.07.05 自動車ニュースIRL第7戦カンサス、ライスが0.0051秒差で制す
IRLインディカーシリーズ第7戦決勝が、2004年7月4日、米カンサス州のカンサス・スピードウェイ(1.5マイルオーヴァル/約2.4km)を200周して行われた。5月のインディアナポリス500を制したバディ・ライスが今シーズン2勝目をあげた。
2位はライスと同じレイホール・レターマン・レーシング所属のヴィットール・メイラ。480kmを走破してゴールラインを通過した両車の差は、僅かに0.0051秒だった。
ホンダエンジンにとっては、7戦6勝目となる。
200周中、ライスは83周、メイラは37周をリーダーとして周回。両車は最後のイエローコーション明けの残り11周からシリーズ史上2番目の僅差ゴールまで、特に激しい戦いを繰り広げた(ちなみにもっとも僅差だったレースは、2002年シカゴランドで記録された0.0024秒)。
189周目、1位ライスと2位メイラとの差は0.0004秒。193周目、メイラがターン2で仕掛け僅かながらリードするも、ライスに再び首位を奪われる。195周目、再びメイラがチームメイトにアタック、逆転したと思ったらまたライスがトップを奪い返す。
結局、両車は並ぶようにしてゴールラインを通過し、瞬きひとつぶん以下の時間差でライスがレースを制した。
ポイントリーダーのトニー・カナーンが3位でフィニッシュ。4位ダリオ・フランキッティ、5位ブライアン・ハータ、6位エイドリアン・フェルナンデスとホンダユーザーが上位を独占し、トヨタランナーではエリオ・カストロネベスの7位が最高位だった。
松浦孝亮は175周で他車と接触しリタイア。高木虎之介は1周も走れずにクラッシュに巻き込まれ戦列を去った。
ドライバーズランキングでは、275点のカナーンが引き続きトップ。今回9位でゴールしたダン・ウェルドンが247点で2位、そして2勝しているライスが225点で3位についている。
次戦決勝は7月17日、1.33マイルのナッシュヴィルで開かれる。
(webCG 有吉)
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