F1開幕戦オーストラリアGP、初日はフェラーリ1-2【F1 04】
2004.03.05 自動車ニュース【F1 04】F1開幕戦オーストラリアGP、初日はフェラーリ1-2
F1世界選手権の2004年シーズンが、2004年3月5日、オーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕した。オーストラリアGPの初日2回目のフリー走行でトップに立ったのは、前人未到の7度目のタイトル獲得に燃えるチャンピオン、ミハエル・シューマッハー。チームメイトのルーベンス・バリケロとともに、フェラーリ1-2体制を築いた。
今年からレギュレーションが変わり、金曜日は予選が廃止され、2回のフリー走行のみとなった。初日2つのセッションを終え好タイムを記録したのが、ディフェンディングチャンピオン、ニューマシン「F2004」をもちこんだフェラーリ。シューマッハーの1分24秒718は、ライバルチームより1秒も速いタイムだった。
紅い軍団の後方、3番手にはルノーのヤルノ・トゥルーリ。フレンチブルーのもう1台、フェルナンド・アロンソは5位につけた。
BARホンダのジェンソン・バトンが好調4位、チームメイトの佐藤琢磨は一時7位に入ったものの、結局12位でこの日を終えた。
“牙”をもった奇抜なルックスのウィリアムズBMW「FW26」は、ラルフ・シューマッハーが6位、ファン・パブロ・モントーヤ7位。3強のもう一角、マクラーレン・メルセデスは、デイヴィッド・クルタードが8位、キミ・ライコネンは10位だった。
今年から、昨年のコンストラクターズランキングで5位以下だったチームは、金曜日のみ、3台目のマシンを走らせることができるようになった。このルールを使い、今回BARホンダ、トヨタ、ジャガー、ジョーダンがサードドライバーにステアリングホイールを託した。
トヨタは、“テスター”のリカルド・ゾンタが最高位の14位。クリスチアーノ・ダ・マッタは16位、最年長オリヴィエ・パニスが18番手とやや低調なスタートを切った。
今年から「1GPにつき1エンジン」ルールが施行され、エンジンの耐久性が重要なカギを握ることとなった。大方の予想では、エンジンの寿命を考え、金曜日からハイペースで飛ばすマシンはすくないのではといわれていたが……。その真相は、明日2アタックで行われる予選で明らかになるだろう。
(webCG 有吉)
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