Fニッポン、ファーマン優勝、タイトルは最終戦に
2002.10.21 自動車ニュースFニッポン、ファーマン優勝、タイトルは最終戦に
全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の決勝が、2002年10月20日、栃木県のツインリンクもてぎ・ロードコース(4.801km)を45周して行われた。ポイントリーダーのラルフ・ファーマン(PIAA NAKAJIMA)が今シーズン4勝目、通算7勝目をあげた。ファーマンとチャンピオン争いを繰り広げている本山哲(XBOX IMPUL)は3位でレースを終え、タイトル決定は最終戦に持ち越された。
PIAA NAKAJIMAチームは、1999年、2000年以来となるフォーミュラニッポン3回目のチーム総合優勝を決めた。
レース2位は、ポールポジションからスタートした脇阪寿一(ARTA)だった。
曇り空のもと行われたレースは、スタートで予選2番手のファーマンが脇坂を抜きトップを奪取。義務付けられているタイヤ交換を全車6周目までに終えて、トップはファーマンのまま、2位金石年弘(ARTA)、3位脇阪、4位本山、5位道上龍(5ZIGEN)、6位松田次生 (PIAA NAKAJIMA)というオーダー。
そのうち、道上はジャンプスタートと判定されペナルティを受け脱落、金石は27周目にスローダウンし、29周目にリタイアした。これにより、1位ファーマン以下は、2位脇阪、3位本山、4位松田、5位ドミニク・シュワガー(LeMans)、6位土屋武士(LeMans)。2位脇坂はファステストラップを連発しながらファーマンを追ったが届かず。結局この順位のままチェッカードフラッグを迎えた。
ファーマンがチャンピオンに王手をかける優勝を飾り、10点を追加、トータルで58点とした。ランキング2位本山との差は8点。11月3日に鈴鹿サーキットで開かれる最終戦がタイトル決定戦となる。
ランキング3位は脇阪で30点、4位土屋は21点。18点の松田が17点の道上を抜きランキング5位に浮上した。
(文=webCG 有吉/写真=KLM Photographics J)
![]() |
![]() |