ダイムラークライスラー「マイバッハ57」【パリサロン02】
2002.09.27 自動車ニュース【パリサロン2002】ダイムラークライスラー「マイバッハ57」
「パリ・モーターショー」(Paris Mondial de l'automobile)、通称「パリサロン」が、2002年9月26日のプレスディで幕を開けた。自動車ジャーナリストの河村康彦が、現地から話題のモデルをレポートする。
■コンパクト版、マイバッハ
2002年7月にニューヨークでお披露目された「マイバッハ62」に続き、パリサロンでは「マイバッハ57」が発表された。モデル名の数字は、全長を表したもの。すなわち、マイバッハ62の全長は6.17m、57の全長は5.73mである。
コンパクト化された57ではあるが、威風堂々としたたたずまいに変わりはない。内外装は最高のクオリティでつくりこまれ、ボディカラーは17種、インテリアはグランドナッパレザー6色に、手作りウッド3種類の組み合わせが可能。個人の要求に応えるオプションも、20点以上が用意されるという。1日の生産台数がたったの5台という、通常の量産車では考えられない余裕あるペースでつくられるクルマだけに、ほとんどオーダーメイド感覚だ。
搭載されるエンジンは、新開発の5.5リッターV12ツインターボ。最高出力550ps、最大トルクは91.8kgmと記される。57が100km/hまで到達するまで、わずか5.4秒しかかからないという。
メルセデスベンツ各モデルに投入されたテクノロジーがフル搭載されるのはいうまでもない。バイワイヤー方式の「センソトロニックブレーキ」(SBC)や、電子制御エアサスペンション、大型のウィンドウバッグ4個を含む10個のエアバッグなどが標準装備される。
(河村康彦)
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