最終戦ブラジルGP決勝結果【F1 2013 速報】

2013.11.25 自動車ニュース bg

【F1 2013 速報】最終戦ブラジルGP、ベッテル9連勝、ウェバー2位で花道を飾る

F1世界選手権第19(最終)戦ブラジルGP決勝が、2013年11月24日、ブラジルはサンパウロにあるアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(4.309km)を71周して行われた。

金土と雨、そして日曜日は曇りから再び弱雨。空模様に翻弄(ほんろう)された今年最後のレースでは、またしても王者が貫禄勝ちを収めた。レッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィンを達成。これで年間最多連勝記録を「9」に更新、アルベルト・アスカリが60年前に樹立したシーズンをまたいでの連勝記録と、ミハエル・シューマッハーが2004年に打ち立てた年間最多勝記録にも並び、最高のシーズンを締めくくった。

2位はレッドブルのマーク・ウェバー。このレースを最後にF1を去る37歳のベテランは、得意のコースで予選4位から2位まで挽回。最大のライバルを打ち負かすことはできなかったが、12年も続いたGPキャリアの花道を表彰台で飾った。またドライバーズランキングでは5位から3位に躍進して1年を終えた。

3位にはフェラーリのフェルナンド・アロンソが入った。予選では今季最高位タイとなる3番グリッドからスタート。レースでは友人でもあるウェバーとフェアな交戦を繰り広げ、ポディウムの最後の一角を得た。

シーズン当初は絶望的に遅いペースで下位に沈んでいた強豪マクラーレン・メルセデスだったが、ジェンソン・バトンが14番グリッドから4位、1年でチームを追われることになったセルジオ・ペレスも19番グリッドから6位でゴールし、最終戦でダブル入賞を果たした。
予選2番手のメルセデス、ニコ・ロズベルグは5位、そのチームメイトのルイス・ハミルトンは接触でドライブスルーペナルティーを受けながら9位でレースを終え、結果メルセデスのコンストラクターズランキング2位が確定した。

8年にも及んだフェラーリでのキャリアにピリオドを打つフェリッペ・マッサは、好走を披露するも、ピットレーンの白線を踏んだことでドライブスルーペナルティーを受け7位だった。ザウバー・フェラーリのニコ・ヒュルケンベルグは8位でフィニッシュし、2戦連続、今季10回目となる入賞。そしてトロロッソ・フェラーリのダニエル・リチャルドが10位でレースを終え最後の1点を獲得した。

以下、11位ポール・ディ・レスタ(フォースインディア・メルセデス)、12位エステバン・グティエレス(ザウバー)、13位エイドリアン・スーティル(フォースインディア)、14位ヘイキ・コバライネン(ロータス・ルノー)、15位ジャン=エリック・ベルニュ(トロロッソ)、16位パストール・マルドナド(ウィリアムズ・ルノー)、17位ジュール・ビアンキ(マルシャ・コスワース)、18位ギド・バン・デル・ガルデ(ケイターハム・ルノー)、19位マックス・チルトン(マルシャ)が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップ
1位 セバスチャン・ベッテル 397点
2位 フェルナンド・アロンソ 242点
3位 マーク・ウェバー 199点
4位 ルイス・ハミルトン 189点
5位 キミ・ライコネン 183点
6位 ニコ・ロズベルグ 171点
7位 ロメ・グロジャン 132点
8位 フェリッペ・マッサ 112点
9位 ジェンソン・バトン 73点
10位 ニコ・ヒュルケンベルグ 51点
11位 セルジオ・ペレス 49点
12位 ポール・ディ・レスタ 48点
13位 エイドリアン・スーティル 29点
14位 ダニエル・リチャルド 20点
15位 ジャン=エリック・ベルニュ 13点
16位 エステバン・グティエレス 6点
17位 バルテリ・ボッタス 4点
18位 パストール・マルドナド 1点
19位 ジュール・ビアンキ 0点
20位 シャルル・ピック 0点
21位 ヘイキ・コバライネン 0点
22位 ギド・バン・デル・ガルデ 0点
23位 マックス・チルトン 0点

コンストラクターズチャンピオンシップ
1位 レッドブル 596点
2位 メルセデス 360点
3位 フェラーリ 354点
4位 ロータス 315点
5位 マクラーレン 122点
6位 フォースインディア 77点
7位 ザウバー 57点
8位 トロロッソ 33点
9位 ウィリアムズ 5点
10位 マルシャ 0点
11位 ケイターハム 0点

(文=bg)

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