イベコが天然ガス車のバス/トラックを日本に導入
2017.09.07 自動車ニュース 拡大 |
イタリアの産業用自動車メーカーの大手であるイベコは2017年9月6日、東京都港区のイタリア大使公邸において、液化天然ガス(LNG)を燃料としたトラックおよびバスを日本市場に投入すると発表した。
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現実解としては天然ガス車が最も優れている
イベコは産業用ディーゼルエンジン車の生産・販売を主力とするが、環境への負荷が少ない天然ガス車のトラックとバスを1996年に初めて導入。現在までに約2万2000台を販売してきた実績がある。
日本進出の足がかりとして、岡山県に本社を置く物流・輸送業の大手であり、車両生産を行う両備ホールディングスと覚書を締結した。イベコからはトラックとバスの完成車両およびシャシーの提供と技術供与を行い、両備グループ内ではそれをもとに日本仕様の車両の組み立てを行う。車両の保守や技術アシスタンスも両備側が担当する。
両備ホールディングスはバス900台、トラックを500台保有する。そのスケールメリットに加えて、グループ内にはガソリンスタンドや宿泊施設を経営する企業も含んでいる。イベコには、天然ガススタンドの設置など、インフラ面の強化も同時に進められるという狙いもあるようだ。
今回の取り組みの背景には、日本の経済産業省とヨーロッパ委員会の間で締結した「LNGの需要増加に対する認識の共有と市場の活性化に協力する」という覚書の存在がある。この覚書には“陸上輸送、海上輸送でのLNGパワートレインの技術開発、普及”も明記されている。
イベコはディーゼル車、天然ガス車ともにユーロ6規制をパスしているが、天然ガス車のほうがNOXで35%、粒子状物質で95%、CO2で10%排出量が少ない。また、運用コストについてもディーゼル車より15%低減できるという。動力性能についても、ディーゼル車とほぼ肩を並べるところまで進化しているとされる。
イベコのピエール・ラウッテ代表取締役社長は、「環境負荷を考慮した場合の最適解はEVだと考えているが、EVが203万台、天然ガス車が2473万台という、現時点での世界での普及台数を考えると、EVがすぐに覇権を握るのは難しいのではないか。現状の現実解としては天然ガス車が最も優れている」と語った。
実際の車両については、2018年度中に登場する予定。
(webCG)
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