【F1 2017 速報】第15戦マレーシアGP、フェルスタッペン今季初優勝
2017.10.01 自動車ニュースF1世界選手権第15戦マレーシアGPの決勝が、2017年10月1日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(5.543km)を56周して行われた。
精彩を欠いたメルセデス、トラブル続きのフェラーリとライバルが軒並み苦しんだセパンでレッドブルが開眼。マックス・フェルスタッペンが駆るレッドブル・タグ・ホイヤーが危なげない走りを披露し、今季初、昨シーズンのスペインGP以来となる自身通算2勝目を飾った。
2位はメルセデスのルイス・ハミルトンだった。フリー走行で1度も最速タイムを記録できずにいたシルバーアロー。何とか持ち直しハミルトンは予選でポールポジションを獲得したものの、レースではスタート早々にフェルスタッペンに先行を許し、その後優勝争いに加わることはなかった。
3位はレッドブルのダニエル・リカルド。レース終盤にかけて、最後尾から追い上げていたフェラーリのセバスチャン・ベッテルの猛追を受けるも、表彰台の最後の一角は手放さなかった。
メカニカルトラブルで予選最後尾となったベッテルは4位完走。フェラーリのもう1台、キミ・ライコネンのマシンも不調に見舞われ、予選2番手からの出走を断念せざるを得なかった。
バルテリ・ボッタスは最後までメルセデスを手なずけることができず予選順位と同じ5位でゴール。フォースインディア・メルセデスはセルジオ・ペレス6位、エステバン・オコン10位とダブル入賞を果たした。マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドールンは2戦連続の7位。ウィリアムズ・メルセデスはランス・ストロール8位、フェリッペ・マッサ9位とタンデムで得点した。
以下、11位フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、12位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、13位ロメ・グロジャン(ハース)、14位ピエール・ガスリー(トロロッソ・ルノー)、15位ジョリオン・パーマー(ルノー)、16位ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、17位パスカル・ウェーレイン(ザウバー・フェラーリ)、18位マーカス・エリクソン(ザウバー)が完走した。
ポイントリーダーのハミルトンは281点、ランキング2位のベッテルは247点でその差は28点から34点に拡大した。3位ボッタス222点、4位リカルド177点、5位ライコネン138点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップでは、1位メルセデス503点、2位フェラーリ385点と2強のギャップは着々と広がっている。3位レッドブル270点、4位フォースインディア133点、5位ウィリアムズ65点という上位の顔ぶれとなる。
(文=bg)