【F1 2017 速報】第18戦メキシコGPでハミルトンが4度目のタイトル獲得、レースはフェルスタッペンが制す
2017.10.30 自動車ニュースF1世界選手権第18戦メキシコGPの決勝が、2017年10月29日、メキシコの首都メキシコ・シティにあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス(4.304km)を71周して行われた。
66点もの大量リードでタイトルに王手をかけたメルセデスのルイス・ハミルトンと、それに待ったをかけたいフェラーリのセバスチャン・ベッテルとのチャンピオン争いは、スタート直後の接触で2台が最後尾に落ちるという意外な展開に。
ベッテルは4位、ハミルトンは9位でチェッカードフラッグを受け、結果、ハミルトンが2017年のワールドチャンピオンになった。ハミルトンにとっては2008年、2014年、2015年に続く4度目の戴冠である。
レースを制したのはレッドブル・タグ・ホイヤー駆るマックス・フェルスタッペン。予選2番手からのスタートで、ポールシッターのベッテルからトップを奪うと、20秒近くのリードを築いて今季2勝目、通算3勝目を飾った。
2位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。4番グリッドから出走、ベッテルとハミルトンが目の前からいなくなったことで得られたポジションを守り切ったが、フェルスタッペンに勝負を挑むことはできなかった。
3位には、5番グリッドからスタートしたフェラーリのキミ・ライコネンが入った。
ベッテルはオーバーテイクを繰り返し4位まで挽回するもハミルトンのタイトル阻止ならず。フォースインディア・メルセデスのエステバン・オコンは自身最高位タイの5位、ウィリアムズ・メルセデスのランス・ストロールは6位でレースを終え、今季7度目の入賞を果たした。
フォースインディアのセルジオ・ペレスは7位でゴールし、サーキットに詰め掛けた多くの地元ファンの期待に応えた。ハース・フェラーリのケビン・マグヌッセンは14番グリッドから8位入賞、ハミルトンが9位、そしてマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが10位でフィニッシュし最後の1点を獲得した。
以下、11位フェリッペ・マッサ(ウィリアムズ)、12位ストフェル・バンドールン(マクラーレン)、13位ピエール・ガスリー(トロロッソ・ルノー)、14位パスカル・ウェーレイン(ザウバー・フェラーリ)、15位ロメ・グロジャン(ハース)が完走した。
残り2戦となった今シーズン、ハミルトンは333点でタイトルを決めた。ランキング2位のベッテルは277点、3位ボッタスは262点で、ボッタスにはまだ2位でシーズンを終える可能性がある。4位はこのレースをリタイアしたダニエル・リカルドで192点、5位はライコネンで178点となる。
前戦でコンストラクターズチャンピオンとなったメルセデスは595点を獲得。2位フェラーリ455点、3位レッドブル340点、4位フォースインディア175点、5位ウィリアムズ76点と続く。
(文=bg)
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