改造型EV開発の新会社「stEVe」誕生
2011.08.05 自動車ニュース改造型電気自動車の開発行う新会社「stEVe」誕生
SIM-Driveと東京アールアンドデーは2011年8月4日、改造型電気自動車の開発事業領域における合弁会社「stEVe(スティーヴ)」を、7月21日に設立したと発表した。
SIM-Driveは2009年に設立された電気自動車(EV)の研究開発を行うベンチャー企業。一方、東京アールアンドデーはレーシングカーも含めた自動車の研究開発を専門に行う会社である。今回、電気自動車の世界的普及を目指して設立された「stEVe」は、SIM-Drive製の駆動装置を使った改造電気自動車の開発、製造、販売およびそれに関連する知的財産権の管理に関する事業展開を行っていくという。新会社の代表取締役社長は、東京アールアンドデーの小野昌朗社長が務める。
改造型電気自動車とは、既存のガソリン車からエンジンとガソリンタンクを外し、代わりにモーターとバッテリーを搭載したコンバージョンEVのことで、製作に関してのガイドラインは2011年4月に公開された。
今回の新会社で製作する車両には、SIM-Driveの中核技術であるインホイールモーターを使用するが、顧客のニーズにあわせてオンボード型(エンジンのあった位置にモーターを設置する方式)にも対応するという。
(webCG 本諏訪)
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