グッドイヤーが新オールシーズンタイヤ「アシュアランス ウェザーレディー」を発表
2018.07.30 自動車ニュース![]() |
日本グッドイヤーは2018年7月30日、同年下期の国内営業戦略について説明するととともに、新オールシーズンタイヤ「Assurance WeatherReady(アシュアランス ウェザーレディー)」を発表した。
![]() |
![]() |
SUVユーザーに薦めたい
今回のアシュアランス ウェザーレディーは、季節を問わず使用可能なオールシーズンタイヤの新製品。近年需要が高まっているSUVが主な対象車種となる。米国では幅広いサイズをラインナップしているが、日本国内向けには、既存のオールシーズンタイヤ「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」よりも大きな、16インチ(215/65R16 98H)から20インチ(235/55R20 102H)までの全13サイズをラインナップ。オールシーズンタイヤを選ぶにあたってこれまでサイズ不足に悩んできたSUVユーザーの期待に応えるという。発売日は2018年8月1日で、価格はオープンプライス。
技術的には、植物由来の大豆オイルを多く配合したシリカコンパウンドを採用しているのがポイント。油分に石油のみを使った従来品に比べ、より幅広い温度域の路面に対して高いトラクション性能を発揮できるとうたわれる。
そのほか、表面付近と奥側の溝形状を変えることで、摩耗が進んだ後でも高い排水性能を維持できる「エボルビングトラクショングルーブ」や、ドライ走行におけるタイヤの剛性を高める、サイプ部の「3Dブレード」などが特徴となっている。
![]() |
![]() |
![]() |
オールシーズンタイヤの普及を目指す
発表会には同社の金原雄次郎 代表取締役社長も出席し、2018年後半の展開について説明した。その要のひとつは、もちろん前述のアシュアランス ウェザーレディー。ベクター4シーズンズ ハイブリッドとのコンビネーションにより、軽乗用車から大型SUVまでがオールシーズンタイヤを選べるようになる。
金原氏によれば、2015年1月から2018年5月にかけて、Googleで「オールシーズンタイヤ」というキーワードの検索数が増え続けているなど、同製品に対する市場の関心は高まっているとのこと。これを追い風に、過去110年にわたって開発に取り組んできた「オールシーズンタイヤのパイオニア」としてのポジションを強化したい構えだ。
同社はさらに、スタッドレスタイヤ「アイスセブン」についても、ラインナップを拡大。これまでより2サイズ多い69サイズを取りそろえ、さらなる販売拡大を図るという。
(webCG)
関連キーワード:
タイヤ・スタッドレスタイヤ, 自動車ニュース