KONDO RACINGが「GT-R」でニュル24時間に参戦
2018.10.01 自動車ニュース![]() |
日産自動車と、KONDO RACINGを運営するエムケイカンパニーは2018年10月1日、ニュルブルクリンク24時間レースをはじめとする、2019年からの新たなモータースポーツ参戦計画を発表した。
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夢のようなチャンス
近藤真彦氏が代表を務めるKONDO RACINGは、日産グループの整備専門学校である日産・自動車大学校と合同で、2019年シーズンから国内最高峰レース、SUPER GTのGT300クラスに参戦する。
両組織はこれまでも、スーパー耐久をはじめとするレース活動に取り組み、のべ1万人の学生をメカニックのサポートやレース運営、応援などに参加させてきた経緯がある。発表会には日産自動車の星野朝子 専務執行役員も姿を見せ、「今回レースのカテゴリーをスーパー耐久からSUPER GTへと格上げすることで、自動車に関わる人材のさらなる育成に取り組んでいきたい」などとコメントした。
KONDO RACINGのより大きなトピックは、過酷なことで知られるニュルブルクリンク24時間レースへの参戦だ。2019年6月に開催される次大会だけでなく、少なくとも2021年までの3シーズンにわたってチャレンジを続ける予定だという。
参戦マシンは、GT3マシン「日産GT-R NISMO GT3」の2018年モデル。国内レースの第一線で活躍する松田次生、高星明誠、藤井誠暢の日本人ドライバー3人に加えて、オランダ出身のトム・コロネル選手がステアリングを握る。さらに、ニュルでの経験が豊富なドイツ人レーシングドライバー、ミハエル・クルム氏もチームアドバイザーとして参加する。
監督としてチームを率いる近藤氏は、今回のチャレンジを“夢のようなチャンス”と説明。「1年ほど前から参戦の構想を練っていたが、(日産やNISMO、ヨコハマタイヤなどのバックアップがあって)ようやく実現することになった。レースでは、日本代表としてドイツの強豪に立ち向かうことになるが、速いだけでなく、カッコいい走りを見せたいと思っている」などと、力強く抱負を述べた。
(webCG)