「ダラーラ・ストラダーレ」が日本正式デビュー

2019.04.23 自動車ニュース
ダラーラ・ストラダーレ
ダラーラ・ストラダーレ拡大

アトランティックカーズは2019年4月23日、イタリアの名門レーシングコンストラクター、ダラーラ・アウトモビリ初の市販モデル「ストラダーレ」の日本発売を発表した。アトランティックカーズが世界初の正規輸入元となり、同年4月24日に販売を開始する。

ルーフのないバルケッタスタイルを基本とし、ウインドシールドやドアを追加していくユニークな成り立ちのエクステリアを持つ「ダラーラ・ストラダーレ」。写真はクーペフォルムのフルキャノピースタイル。
ルーフのないバルケッタスタイルを基本とし、ウインドシールドやドアを追加していくユニークな成り立ちのエクステリアを持つ「ダラーラ・ストラダーレ」。写真はクーペフォルムのフルキャノピースタイル。拡大
発表会で登壇したダラーラ・アウトモビリのCEO兼ゼネラルマネージャーであるアンドレア・ポントレモリ氏(左)と、世界初となる正規代理店となったアトランティックカーズ代表の野澤隆之氏(右)。
発表会で登壇したダラーラ・アウトモビリのCEO兼ゼネラルマネージャーであるアンドレア・ポントレモリ氏(左)と、世界初となる正規代理店となったアトランティックカーズ代表の野澤隆之氏(右)。拡大
スパルタンなデザインを採用した「ダラーラ・ストラダーレ」のコックピット。6段MT、またはシフトパドルを備える6段ロボタイズドATを選択できる。写真は後者。
スパルタンなデザインを採用した「ダラーラ・ストラダーレ」のコックピット。6段MT、またはシフトパドルを備える6段ロボタイズドATを選択できる。写真は後者。拡大
2座用意されたシートは固定式。乗車の際は、シート中央にある“STEP HERE"と表示のある部分に片足を置き、ボディーを越えてバスタブに体を沈めるような要領で乗り込む。
2座用意されたシートは固定式。乗車の際は、シート中央にある“STEP HERE"と表示のある部分に片足を置き、ボディーを越えてバスタブに体を沈めるような要領で乗り込む。拡大
乗員が包み込まれるようにデザインされたキャビン。後方にあるエンジンは、2.3リッター直4ツインターボで、最高出力400ps、最大トルク500Nmを発生させる。
乗員が包み込まれるようにデザインされたキャビン。後方にあるエンジンは、2.3リッター直4ツインターボで、最高出力400ps、最大トルク500Nmを発生させる。拡大

ダラーラ・ストラダーレは、2019年4月5日~7日に千葉・幕張メッセで開催された自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2019(オートモビル カウンシル2019)」に参考展示され、さらに同年4月20日にはスーパーフォーミュラ開幕戦が行われた三重・鈴鹿サーキットでデモランを実施している。

今回の発表会では、ダラーラ・アウトモビリのCEO兼ゼネラルマネージャーであるアンドレア・ポントレモリ氏が、同社の歴史と車両の紹介を行った。

ダラーラ・ストラダーレは、軽量なカーボン素材を使用した2シーターのミドシップスポーツモデルで、バルケッタ(オープン)スタイルを基本としている。ドアは持たず、乗員はボディーサイドを跨(また)いで乗り込む。ウインドシールド付き/Tバールーフ付きタルガトップクーペ/ガルウイングドア付きフルキャノピーのボディー形態がオプションで用意されており、用途や予算に応じてオーナーが選べるようになっている。

キャビンには固定式のバケットシートが備わり、可動式のステアリングコラムやペダルによってドライビングポジションを調整する。シートやダッシュボード、センタートンネルなどの一部に本革が使用されている以外は、外装同様にインテリアもカーボンに覆われ、スパルタンな雰囲気を醸し出している。

エンジンはフォード製2.3リッター直4をダラーラがツインターボ化。最高出力400ps、最大トルク500Nmを発生する。トランスミッションは6段MTもしくは6段ロボタイズドATが選択可能だ。

開発にはダラーラの所有する風洞実験施設が使用され、レーシングカー由来の空力性能は、当然ながら市販車としてはトップクラスのスペックとなるという。「フルカーボン製のボディーは最低乾燥重量855kg、最高速時におけるダウンフォース量は820kg、2Gを超える横加速度を実現し、優れたコントロール性を発揮する」とアンドレア・ポントレモリ氏はダラーラ・ストラダーレのパフォーマンスを紹介した。

さらにポントレモリ氏は、「500psや600psといったエンジンパワーや、大きなブレーキの装備がスポーツカーの性能指針として挙げられますが、このクルマはいかに軽く強固に造るかという点に腐心しています。大出力の(マルチシリンダー)エンジンも、重く大きなブレーキも採用されていませんが、パフォーマンスは現在市販されている大パワースポーツカーにも引けを取りません。それらとは考え方が大きく異なった、本物のレーシングカーを開発し続けてきた知見を用いて造られた市販車です」とこのクルマのセリングポイントを語った。

価格は6段MTの「ベースモデル」が2256万5000円。イタリア本国では2018年末にデリバリーが開始されており、シリーズを通して5年間で限定600台の生産が予定されている。

(webCG)

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