【F1 2019 速報】第5戦スペインGPでハミルトン3勝目
2019.05.13 自動車ニュースF1世界選手権第5戦スペインGPの決勝が、2019年5月12日、スペインのサーキット・デ・バルセロナ・カタルーニャ(4.655km)を66周して行われた。
今季4回目のフロントロー独占となったメルセデス勢。3戦連続でポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスに、5冠王者のルイス・ハミルトンが襲いかかった。スタートでトップを奪ったハミルトンがチェッカードフラッグまで突っ走り、スペインGP3連勝。今季3勝目、通算76勝目を飾った。またファステストラップも記録したことで26点を加算し、ポイントリーダーの座に返り咲いた。
2位に入ったのはボッタス。予選でチームメイトを0.6秒も突き放し圧巻のポールを決めたまでは良かったが、スタートでクラッチに違和感を覚え2位にポジションダウン。悔しさのにじむポディウムとなった。メルセデスにとっては、5戦連続の1-2フィニッシュである。
3位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。予選4位からのスタートでフェラーリのセバスチャン・ベッテルをオーバーテイクし、開幕戦に次ぐ3位表彰台を決めた。
3番グリッドのベッテルは、スタート直後にメルセデスの2台に並びかけるもブレーキングでタイヤを傷め4位、そこから挽回することはできなかった。シャルル・ルクレールは予選順位と同じ5位フィニッシュと、フェラーリはメルセデスに加えてレッドブルにも先を越され、いいところなく終わった。
レッドブルのもう1台、ピエール・ガスリーはグリッドと同じ6位でゴール。ハース・フェラーリはケビン・マグヌッセン7位、ロメ・グロジャン10位と、開幕戦以来となるポイントを獲得した。マクラーレン・ルノーで母国GPを戦ったカルロス・サインツJr.は8位入賞。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは9位でチェッカードフラッグを受け、今季2度目の入賞を果たした。
以下、11位アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)、12位ダニエル・リカルド(ルノー)、13位ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、14位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、15位セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス)、16位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ)、17位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、18位ロバート・クビサ(ウィリアムズ)が完走した。
ドライバーズランキング首位となったハミルトンは112点、2位に落ちたボッタスはチームメイトに7点の差をつけられた。3位に上がったフェルスタッペンは66点、4位にダウンしたベッテルは54点、5位ルクレールは57点をそれぞれ獲得している。
コンストラクターズチャンピオンシップでは、首位メルセデスが217点を集め、2位フェラーリに対し96点もの大量リードを築いている。3位レッドブル87点、4位マクラーレン22点、5位レーシングポイント17点と続く。
(文=bg)