第7戦カナダGP決勝結果【F1 2011 速報】
2011.06.13 自動車ニュース【F1 2011 速報】第7戦カナダGP、最終ラップの大逆転劇、大荒れのレースでバトン優勝
F1世界選手権第7戦カナダGP決勝が、2011年6月12日、カナダはモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキット(4.361km)を70周して行われた。
相次ぐセーフティカー、強雨による2時間の中断を挟んだ大荒れのレースは、ファイナルラップでトップが変わるという劇的な幕切れとなった。スタートから4時間後にポディウムの頂点に立ったのは、マクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトン。接触やドライブスルーペナルティを乗り越えて今季初、昨年第4戦中国GP以来となる優勝を飾った。
なおバトンは、チームメイトのルイス・ハミルトン、そしてフェラーリのフェルナンド・アロンソとの接触がレース後の審議対象となっている。
2位はレッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテル。ポールポジションからレースの大半をリードしたが、終盤のバトンの猛追に屈し、最終周、自らのミスで痛恨のコースオフをきっした。
スタートで接触し大きく出遅れたマーク・ウェバーが3位に入り、レッドブルは2-3フィニッシュとなった。
メルセデスのミハエル・シューマッハーが4位でゴール。波乱のレースで一時は2位まで順位をあげたが、最後にバトン、ウェバーに抜かれ復帰後初表彰台を逃した。5位はルノーのビタリー・ペトロフ。そしてゴール直前に小林可夢偉を鼻差でかわすことに成功したフェラーリのフェリッペ・マッサが6位に入った。
レース中断前後に2位を走行した小林は7位。最後に僅差でマッサに敗れたものの、ザウバー・フェラーリ不得意のこのコースで6点を持ち帰ることに成功した。
8位はトロロッソ・フェラーリのハイメ・アルグエルスアリ、9位ウィリアムズ・コスワースのルーベンス・バリケロ、そして10位トロロッソのセバスチャン・ブエミが入賞を果たした。
以下、11位ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、12位ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)、13位ビタントニオ・リウッツィ(HRTコスワース)、14位ナレイン・カーティケヤン(HRT)、15位ジェローム・ダンブロジオ(ヴァージン・コスワース)、16位ティモ・グロック(ヴァージン)、17位ヤルノ・トゥルーリ(ロータス・ルノー)、18位ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)らが完走した。
第3戦中国GPと同じようにレース終盤にきて首位逆転を許したベッテルだが、7戦して5勝+2位2回と誰もがうらやむような好成績を残しており、161点でポイントリーダーの座をキープしている。
今回、ランキング2位だったハミルトンがリタイアに終わり、バトンが4位から2位に躍進。それでもベッテルとのギャップは60点もある。3位ウェバーは94点、4位ハミルトン85点、5位アロンソ69点という上位の位置関係だ。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル255点、2位マクラーレン186点、3位フェラーリ101点、4位ルノー60点、5位メルセデス52点というトップ5の顔ぶれだ。
(文=bg)
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