トヨタがタイで「カローラ クロス」を発表 カローラシリーズにコンパクトSUVが登場
2020.07.09 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2020年7月9日、新型コンパクトSUV「カローラ クロス」をタイで発表した。
カローラシリーズの“新顔”はコンパクトSUV
カローラ クロスは「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、ユーザーの期待を超える車格感(力強さを感じさせる外観)と、ユーティリティー(使い勝手の良さ)の両立を目指して開発された新型車である。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4460×1825×1620mm。シャシーはトヨタ最新のコンパクトカー用プラットフォーム「TNGAプラットフォーム(GA-C)」で、足まわりには新開発のトーションビームサスペンションを採用し、安定したフラットな走りを追求。また大型の柔らかいブッシュを用いることで、快適な乗り心地も実現しているとアナウンスされる。
パワーユニットは、1.8リッター自然吸気ガソリンエンジンと、1.8リッター自然吸気ガソリンエンジンにリダクション機構付きの「THS II」を組み合わせたハイブリッドユニットの2種類で、ボディーの軽量化を通して、ガソリンモデルでも優れた燃費性能を追求。高いアイポイントによる広い視界、5.2mという最小回転半径がかなえる取り回しのしやすさなども特徴として挙げられている。
また車内空間については、静粛性の高さや乗降性の良さ、十分なヘッドクリアランスを備えた広い乗車スペースを重視。ラゲッジスペースの容量は487リッター(スペアタイヤ搭載車は440リッター)で、良好な積載性も得ているという。
同車について、開発責任者の亀山大三氏は「カローラ クロスは、カローラの『新しい家族』であり、お客さまにとっても、時には友人、時には相棒、時には兄弟・姉妹と、まさに家族のような存在になってほしいと考えている」とコメント。発表と同時に販売が開始されたタイを皮切りに、今後、順次導入市場を拡大していくとしている。
(webCG)