【F1 2020】第6戦スペインGPでハミルトンが今季4度目のポール・トゥ・ウィン
2020.08.17 自動車ニュースF1世界選手権第6戦スペインGPの決勝が、2020年8月16日、スペインのサーキット・デ・バルセロナ・カタルーニャ(4.655km)を66周して行われた。
気温30度、路面温度50度となった真夏のバルセロナで、メルセデスのルイス・ハミルトンが卓越したタイヤマネジメントを遂行し、今季4度目のポール・トゥ・ウィンを達成。スペインGPにおける4連勝と通算88勝目を飾った。
2位に入ったのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。自身初優勝の地で3番グリッドを獲得。最前列に並んだメルセデス勢の間に割って入り、スタートで2位に上がり、そのポジションを守り切った。
3位に終わったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。スタートでつまずき2番グリッドから4位に後退、すぐに3位まで挽回するも、前のレッドブルを攻略することはできなかった。ファイナルラップでファステストラップを記録し、ボーナスの1点をポイントに加えた。
レーシングポイント・メルセデスの2台が4-5フィニッシュを決めたが、最初にチェッカードフラッグを受けたセルジオ・ペレスはブルーフラッグ無視の5秒加算ペナルティーで5位に降格。ランス・ストロールが繰り上がり4位となった。
マクラーレン・ルノーのカルロス・サインツJr.が母国で6位入賞。2ストップが大勢を占めた今回、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1ストップ&ソフトタイヤでのロングランを成功させ7位でゴールした。
レッドブルのもう1台、アレクサンダー・アルボンは予選6位から8位、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは10番グリッドから1つ順位を上げ9位だった。ポイント圏最後の10位でフィニッシュしたのは、マクラーレンのランド・ノリスだった。
以下、11位ダニエル・リカルド(ルノー)、12位ダニール・クビアト(アルファタウリ)、13位エステバン・オコン(ルノー)、14位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、15位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、16位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ)、17位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、18位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、19位ロメ・グロジャン(ハース)が完走した。
6戦4勝のハミルトンが132点としポイントリーダーの座をキープ。ランキング2位フェルスタッペン95点、3位ボッタス89点、4位ルクレール45点、5位ストロール40点と続く。
コンストラクターズランキングは、1位メルセデス221点、2位レッドブル135点、3位レーシングポイント63点、4位マクラーレン62点、5位フェラーリ61点という顔ぶれとなる。
(文=bg)
-
NEW
スバル・レヴォーグSTI Sport EX(前編)
2021.3.7思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「スバル・レヴォーグ」に試乗。新開発の1.8リッターフラット4ターボエンジンやブランド初となる減衰力可変式サスペンションなどを備えた国産スポーツワゴンの雄を、山野はどうジャッジするのだろうか。 -
ホンダN-ONEオリジナル(FF/CVT)【試乗記】
2021.3.6試乗記往年の名車「N360」に込められたスピリットを受け継ぐ、ホンダの軽「N-ONE」。その新型に試乗した筆者は、これまで軽乗用車に抱いてきたイメージを覆すほどの、モノとしての完成度の高さに驚かされたのだった。 -
トヨタ・ミライZ(RWD)【試乗記】
2021.3.5試乗記フルモデルチェンジでがらりと見た目の変わったトヨタの燃料電池車「ミライ」。大型FR車用のプラットフォームを用いたパッケージングや走り、そして一新された内外装デザインなど、純粋に“魅力あるクルマ”を目指したというが、果たしてその進化やいかに。 -
「自動運転のクルマ」がナウ・オン・セール! それでわれわれは救われるのか?
2021.3.5デイリーコラム出るぞ出るぞと言われてきた「自動運転レベル3」に対応するクルマが、ついにデビューを果たした。この調子で時代は「運転支援」から「自動運転」へと移行していくのだろうか? 清水草一は、そこに根本的な問題があるというのだが……! -
第696回:イタリアにEV専用フィアット系ディーラーが誕生 大矢アキオが電撃訪問!
2021.3.4マッキナ あらモーダ!イタリア・トリノに新たなフィアット系自動車ディーラー「eビレッジ」がオープンした。その特徴は電気自動車を中心とした電動モデルのみを取り扱っていることだ。「e-Village」のサインが輝く店舗に、大矢アキオが早速出向いてみた。 -
ポルシェ・パナメーラ ターボS(前編)
2021.3.4谷口信輝の新車試乗ポルシェが開発したパワフルな4ドアサルーン「パナメーラ ターボS」の走りやいかに? ワインディングロードでステアリングを握ったレーシングドライバー谷口信輝に、その第一印象を語ってもらった。