アプリリアから「RS660」登場 スポーティーな走りを気軽に楽しめる新型スポーツバイク

2020.12.08 自動車ニュース webCG 編集部

ピアッジオグループジャパンは2020年12月8日、660ccクラスの2気筒エンジンを搭載したアプリリアのスポーツモデル「RS660」を発売した。

軽量なボディーに100PSの2気筒エンジンを搭載

アプリリアRS660は、さまざまなライダーが気軽にスポーティーな走りを楽しめることを意図して開発されたスポーツモデルであり、ピアッジオは「ストリートやサーキットでのバイクに乗る喜びと、スリリングなライディングを再発見させてくれる貴重なモデル」と説明している。

新開発の車両骨格はフレーム、スイングアームともにアルミダイカスト製となっており、スリムな形状と軽さ、きびきびとしたハンドリングを重視して設計。フロントサスペンションはφ41mmのKYB製アジャスタブル倒立フォークで、ブレーキには前後ともにブレンボ製のラジアルマウントキャリパーを、タイヤにはピレリの高性能スポーツタイヤ「ディアブロロッソ コルサII」を装着している。

スイングアームがじか付けされるなど、剛体としても用いられるエンジンは排気量659ccの水冷4ストローク直列2気筒DOHC 4バルブ(1気筒あたり)で、アプリリアのスーパースポーツモデル「RSV4」に搭載されるV4エンジンのフロントバンクをベースに開発。最高出力100PS(73.5kW)/1万0500rpm、最大トルク67N・m(6.83kgf・m)というアウトプットに加え、ユーロ5の排出ガス規制に適合する環境性能を実現している。

これらエンジンやフレームの設計では、重心の低さやマスの集中、そして軽量化も徹底。乾燥重量を169kgに軽減しているほか、リチウムイオンバッテリーを採用するなどして装備重量も183kgに抑えている。

装備も充実しており、マルチマッピングを採用したスロットル・バイ・ワイヤや、バイクの挙動を精緻にモニタリングする6軸慣性プラットフォーム、マルチマップコーナリングABSなどを採用。他の電子制御デバイスも、より上級なスーパースポーツモデルに比肩する高性能・多機能をうたっており、ライディングモードには公道向けの「Commute」「Dynamic」「Individual」(カスタマイズモード)に加え、サーキットでのレースに好適な「Challenge」、より高いライディングスキルを持つライダー向けのカスタマイズモード「Time Attack」を設定している。

価格は139万7000円。納車開始は2021年5月ごろになる予定。

(webCG)

アプリリアRS660
アプリリアRS660拡大

関連キーワード:
RS660, アプリリア, バイク, 自動車ニュース