トヨタグループの新組織「Woven Planet Group」始動 次世代モビリティー開発に意欲
2021.01.29 自動車ニュース![]() |
Woven Planet Group(ウーブン・プラネット・ブループ)は2021年1月29日、そのオープニングイベントをオンラインで開催し、今後の展望について説明した。
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次世代モビリティーを生むトヨタの新組織
Woven Planet Groupは、これまでトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメントが取り組んできた事業を拡大する形で、2021年1月に設立された新組織。
グループはWoven Planet Holdings(ウーブン・プラネット・ホールディングス)とWoven Core(ウーブン・コア)、Woven Alpha(ウーブン・アルファ)、Woven Capital(ウーブン・キャピタル)の4社で構成されており、その連携により、自動運転技術、ロボティクス、スマートシティーなどの分野において新しいイノベーションの創出とパートナーシップの拡充を行い、人々の働き方や暮らしを変えるとともに、ビジョン「Mobility to Love, Safety to Live」を実現するという。
各社が担う主な事業内容は以下の通り。
●ウーブン・プラネット・ホールディングス
グループ全体に対する戦略的意思決定、パートナーとの協業拡大、新事業機会の創出および事業会社に対するシェアドサービスの提供を行う。
●ウーブン・コア
自動運転技術や高度運転支援技術の開発を担当。技術開発の促進に加え、技術の実装や市場導入・普及も行う。
●ウーブン・アルファ
コネクティッドシティー「Woven City(ウーブン・シティー)」や、独自の開発プラットフォーム「Arene(アリーン)」など、新領域に対する事業拡大の機会を探索し、革新的なプロジェクトを立ち上げ推進する。
●ウーブン・キャピタル
運用総額8億ドル(約840億円)のグローバル投資ファンド。自動運転モビリティーや人工知能、機械学習、データアナリティクス、コネクティビティー、スマートシティーなどの領域において、革新的なテクノロジーやビジネスモデルを開発している成長段階の企業に投資する。
これら4社からなるWoven Planet Groupは、シリコンバレーのイノベーションと、ていねいで精緻な日本のものづくりを融合、さらにテクノロジーを洗練させることで、トップクラスの安全性を実現した、誰もが楽しめて心が動くモビリティーを創造していくという。
(webCG)