【F1 2021】第2戦エミリア・ロマーニャGPでフェルスタッペン優勝

2021.04.19 自動車ニュース bg

F1世界選手権第2戦エミリア・ロマーニャGPの決勝が、2021年4月18日、イタリアのイモラにあるアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(4.909km)を63周して行われた。

2度のセーフティーカー、そして赤旗中断と、レース直前に降った雨で荒れた展開となった今回、真っ先にチェッカードフラッグを受けたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。今季初、昨季最終戦アブダビGP以来となる通算11勝目を飾った。

2位はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションからのスタートでフェルスタッペンに抜かれ2位。その後、自身のミスでコースオフしウォールにヒット、レースを失いかけたが、直後の赤旗中断に救われ見事2位まで挽回した。

3位はマクラーレン・メルセデスのランド・ノリス。予選でトラックリミットを越えて最速タイムを抹消され、3位から7位でのスタートとなり悔しい思いをしたが、レースでは赤旗中断後に2位に上がり終盤までそのポジションをキープ。残り4周でハミルトンにかわされたものの、キャリアベストタイの3位に笑顔を見せた。

フェラーリは、シャルル・ルクレール4位、カルロス・サインツJr.5位とタンデム入賞。マクラーレンのダニエル・リカルド6位、アストンマーティン・メルセデスのランス・ストロールは7位だった。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、2戦連続で予選5位と健闘するもレースではスタートで履いたフルウエットタイヤで苦しみ後退、結果8位。アルファ・ロメオ・フェラーリのキミ・ライコネン9位、アルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンが10位でフィニッシュしポイントを獲得した。

以下、11位フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、12位セルジオ・ペレス(レッドブル)、13位角田裕毅(アルファタウリ)、14位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ)、15位セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、16位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、17位ニキータ・マゼピン(ハース)が完走した。

チャンピオンシップをリードするのはハミルトンで44点。ランキング2位はフェルスタッペン43点。その差は今回ハミルトンが決めたファステストラップの1点だ。3位はノリスで27点、4位ルクレール20点、5位バルテリ・ボッタス16点と続く。

コンストラクターズランキングは、1位メルセデス60点、2位レッドブル53点、3位マクラーレン41点、4位フェラーリ34点、5位アストンマーティン7点という上位の顔ぶれとなる。

<追加更新>

レース後の審議の結果、7位だったストロールは、レース中コースを外れながらガスリーを追い抜いたとして5秒加算のペナルティーを受けた。結果、ストロールは8位に降格、ガスリーは7位に昇格となった。

また9位でフィニッシュしたライコネンは、赤旗からのリスタート前にスピン、その後適切な方法でコースに戻らなかったとしてリザルトに30秒加算され、13位に降格。オコンが9位に繰り上がり、アロンソは10位で復帰後初ポイント。以下、11位ペレス、12位角田という順位となった。

上記の結果、コンストラクターズランキング5位だったアストンマーティンはポイントを2点減らし、順位も6位に降格。アルファタウリが8点で5位になった。

(文=bg)

 
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